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箱根駅伝5区の歴代山の神比較!距離変更で山の神は2度と出てこないのか?

2017.01.07

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これはスポーツではない!
ドラマなんだ!
これを見なきゃ正月じゃない!

箱根駅伝

その区間の中で、
『花の2区』
というエース区間があるのだが、

近年の箱根駅伝において、
もっとも注目を浴びる区間は、

何と言っても、
『往路5区の山登り』
の方ではないだろうか?

その5区で繰り広げられる逆転ドラマ。
そしてそのドラマを演じる”神”こそ、
近年の箱根駅伝の主役なのである。

そこで、
歴代の”山の神”の記録や偉業を検証し、

2017年から、
距離が短縮された、
”5区”がどう変わるのか?見ていきたいと思う。


ー目次ー

◆歴代の山の神の比較
◆歴代の”山の神”の偉業 
  ・今井正人
  ・柏原竜二
  ・神野大地

◆5区の距離変更の理由
◆今後”山の神”はもう現れないのか?




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歴代の山の神の比較



コース距離の変更が幾度もあり、
タイムでの単純な比較はできないが、

参考までに。


タイムからいうと、
神野のタイムは驚異的であるが、

11人抜きを記録した今井。

1年生から4年連続区間賞を取り続け、
そのうち3度の区間新の柏原。


皆、”神”の称号に値する成績である。



今井
2005(20.9km) 1時間09分12秒 区間新 15位→4位
2006(23.4km) 1時間17分40秒 区間新 6位→1位
2007(23.4km) 1時間18分05秒 区間新 5位→1位

柏原
2010(23.4km) 1時間17分18秒 区間新 9位→1位
2011(23.4km) 1時間17分08秒 区間新 7位→1位
2012(23.4km) 1時間17分53秒 区間賞 3位→1位
2013(23.4km) 1時間16分36秒 区間新 1位→1位

神野
2015(23.2km) 1時間16分15秒 区間新 2位→1位
2016(23.2km) 1時間19分17秒 区間2位

(この年の距離が前年より200m短縮しているのは、
再計測をしたため。
実質前年より20m距離は伸びている。)



では、
それぞれの神の偉業を紐解いてみよう。




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歴代の”山の神”の偉業


近年の箱根駅伝においての、
山の神といえば、
この3人がすぐに脳裏に蘇る。


・今井正人
・柏原竜二
・神野大地


彼らに託せば、
どんなに前に敵がいようとも、
1位をもぎ取る”勝利の神”でもある。




今井正人 (順天堂大学)


ー山の神降臨期間ー
2005・2006・2007



何と言っても、
センセーショナルだったのが、
この2005年の11人抜きであろう。

順天堂大学が、
4区から5区時点での通過順位は
15位

優勝争いどころか、
シード権すら厳しい状況であった。




そんな順天堂・今井が、
脅威の”山の神”ぶりを発揮したのが、
この時であった。

過去9人抜きが最高であったこの区間の記録を超える、
11人抜きを成し遂げる。

当然順位も一気に、
4位に押し上げたのだ。

その勢いのまま、
復路も持ちこたえ、総合5位。
まさに今井様さまであった。




この年まで、
5区の距離は20.9km

そしてこの最後の年に、
叩き出した
『1時間9分12秒』
はおそらく永遠に破られない記録となりそうだ。




翌年2006年は、
翌年は優勝争いに加わり、
神にタスキが渡された時点では、
6位。

山の神にとって、
十分すぎる順位であった。

前年より延長された距離も追い風となって
(23.4km)
芦ノ湖を1位でゴール。
見事往路優勝を果たす。

記録は新しくなった距離のため、
もちろん区間新記録となった。



そして、
最後の箱根でも”山の神”ぶりを遺憾なく発揮する。

3回目の5区は、
5位でタスキを受ける。

この時、
首位との差は4分9秒。
この程度の差では神にとってもはや”差”ではない。


前年自らがうち出した区間記録を、
25秒更新する1時間18分5秒でゴール。


当然の往路優勝であった。
この5区からの勢いをそのままに、
復路も制覇し総合優勝をもぎ取った。



この今井正人の”神”と言われる所以は、
この5区という区間で、
3年連続区間新記録を成し遂げたことである。


そして、
神は自身の記録のみならず、
チームを勝利に導いている点も忘れてはならない。


今井正人”山の神”記録
2005(20.9km) 1時間09分12秒 区間新 15位→4位
2006(23.4km) 1時間17分40秒 区間新 6位→1位
2007(23.4km) 1時間18分05秒 区間新 5位→1位



しかし、
この記録も長くは続かない…。

新しい”神”の降臨である。




柏原竜二(東洋大)


ー神降臨期間ー
2009 2010 2011 2012


山の神・今井が残した偉業が、
わずか2年で塗り替えられる。

それも、
1年生ランナーに…。


2009年
初の箱根、初の山登りで、

今井正人の区間記録を47秒も更新してしまったのだ。

そして、
首位と約5分の差があった、
9位でのタスキも8人抜きの快走。

柏原の足でチームを往路優勝に導くとともに、
ここに新しい”山の神”が誕生した。

この年、
東洋大は初の総合優勝を成し遂げる。



2010年
柏原は7位でタスキを受け取り、
スタートから6人抜き去る。
そして一気に首位に立つ。

タイムも昨年自身が打ち出した区間記録を10秒更新。
東洋大学の2年連続往路逆転優勝に大きく貢献。

勢いをそのままに、
2年連続の箱根駅伝総合優勝を果たす。



2011年は、
3位でタスキを受け取るも、
春先に痛めた右膝の影響で区間新とはいかないものの、
1位でゴール。

3年連続の逆転往路優勝に導いた。

柏原にとっては怪我のシーズンとなったが、
自身の記録とは45秒しか遅れていなかった。



2012年は、
東洋大が初の1位で5区を迎え、
柏原にとっても前に誰もいない状態でのスタートとなった。

蓋を開けてみれば、
2010年に自身が作った区間記録を、
29秒上回る1時間16分39秒で走り、
4年連続往路を1位で駆け抜けた。


柏原竜二こそ、
チームに勝利をもたらす”山の神”であった。


柏原竜二”山の神”記録
2010 1時間17分18秒 区間新 9位→1位
2011 1時間17分08秒 区間新 7位→1位
2012 1時間17分53秒 区間賞 3位→1位
2013 1時間16分36秒 区間新 1位→1位

(距離は23.4km)



そして、
3代目の登場である。



神野大地(青山学院)


神野は2年生の、
2014年 第90回大会に 2区を走っている。
この時は区間6位。

実際、神になるのは3年からになる。



ー山の神降臨期間ー
2015 2016



たびたび行われるコース距離の変更。

”神”の舞台である5区は、
神野が山に降臨する2015年に、

函嶺洞門の通行禁止に伴い、
迂回するルートを取るため、20m延長された。


そのため、
この年走る記録は、
必然的に区間新記録となるのだが、

神野大地が舞い降りた。

2位でタスキを受けた神は、
首位の駒沢を抜き去り、
終わってみれば2位と5分の大差をつける、

青山学院大学史上初の
往路優勝に導いた。



2012年に
2代目神・柏原竜二が記録した区間記録を、
約20m延長されたコースで24秒上回ったのである。


翌年2013年も5区に登場するが、

この年は2度の骨折で思うようなシーズンが送れず、
間に合わせた箱根では区間2位。

それでも2位である。



そして山の神は、
チームにパワーを与えた。

何せ、
青山学院は様々な記録を塗り替えた。

・総合成績での10時間49分台の記録は大会史上初。
・往路成績での5時間23分台の記録は大会史上初。



神野大地”神”の記録
2015 1時間16分15秒 区間新 2位→1位
2016 1時間19分17秒 区間2位
(23.2km)
前年と距離が200m短縮しているのは再計測をしたため。
実質前年より20m距離は伸びている。




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5区の距離変更の理由


2017年 第93回大会より
往路5区の区間距離が

20.8km

に短縮された。


これは、
皮肉にも”山の神”の存在がさせたものである。



近年の5区に関して、
”山の神”というスター選手が、
レースを一気に引っ繰り返す場面が、
多々見られた。

見方によっては、
その日の最後の区間で起こるドラマは、
野球に例えるなら、

サヨナラ満塁ホームラン

最後の最後での大逆転は、
見ていて本当に面白いと思う。



しかし、
このジョーカー的存在の山の神に疑問を持つ人も少なくない。

簡単に言ってしまえば、
5区勝負。

例えるなら、
クイズ番組でそれまで積み重ねてきた点数関係なく、
最後の問題は”◯◯◯点”!!!

「どのチームも逆転できますよ!」

みたいな。




どれだけ離されていても、
出れば”一発逆転”できるジョーカーさえいれば、
箱根往路は制することができるのである。


最近でそのことが顕著に分かる例として、

設楽啓太(東洋大)
がまさに当てはまる。

彼は、
1年次から2区を任される
まさにエースであった。

その後、
3年生まで”花の2区”を任されてきた。


しかし、最後の年、
設楽はなんと、
5区の山登りにエントリーされたのであった。


このことは、まさに、
5区=最重要区間
という認識のもとの起用である。


そして、
設楽は逆転こそなかったものの、
区間賞を獲得する快走で、
東洋大学を優勝に導いた。



このままでは、
”花の2区”は、
”花の5区”にその座を奪われかねない状態である。


5区偏重の箱根駅伝に待ったをかけたのが、
距離短縮であった。



今後”山の神”はもう現れないのか?


このことで、
『もう山の神は現れないのでは?』

と唱えるメディアもあるが、
個人的にはそれはないと思う。


いくら5区の距離が、
短縮したと言っても、

この距離変更は元に戻っただけなのだ。


近年は5区が最長区間で、
差の出やすい山登りが”神”を作り上げてきた。


しかし、
その前までは、変更された距離とほぼ同距離。

そしてそこで、
”山の神”となったランナーがいる。


それは
初代山の神・今井正人
である。



今井が最初に走った5区は
20.9km


今後神の降臨は十分ありうるのである。




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