鮭とサーモンと鱒(マス)の違いは?生で食べていいのは?

料理


鮭とサーモンと鱒(マス)ってどう違うの?
鮭とサーモンは同じじゃないの?

鮭とサーモンと鱒(マス)の違いということですが、
調べてみると、
これが実に奥が深い!


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まずは鮭と鱒から

はっきり言って混乱しますよ。
ついてきてくださいね。

では早速。
あれこれ考えずにとりあえず、
このことを頭の中に入れてください。

鱒の種類の中の一つに鮭がある

ということ。

例えるなら、
指原莉乃が『鮭』
AKB48が『鱒』

指原自体(鮭)が目立った存在になってしまいましたが、
一応AKB(鱒)の一員…みたいな。

イメージです。(あくまでも)


というのも、昔は、
サケ科の魚を総じて『鱒』とよんでいました。

その中の、
”シロザケ”という種類の鱒だけを『鮭』
と呼ぶようになりました。



他にも、

紅鮭
銀鮭

も昔は”ベニマス””ギンマス”と呼ばれていました。

そして今では
”鮭”という名前の方が市民権を得てしまったわけです。


分類学上で見ても、
”マス”も”サケ”も『サケ目サケ科』
なのですが、

今ではむしろ、
鱒の立場が追いやられてしまっているのです。





これを踏まえて、鮭とサーモンとの違いです。



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鮭とサーモンの違い

単純に、
鮭を英語に訳すと

鮭=salmon(サーモン)

なのですが、
”サーモン”という魚は存在しません。

ここでは、
サーモンも大まかな種類の総称として捉えた方が、
良さそうです。


全てがそうではありませんが、
大まかなイメージとして、

鮭=国産 天然 川で産卵海に下る
サーモン=輸入 養殖 海

と日本での一般的な考えがこれです。

ここに付け加えるなら、
鱒=川など淡水で過ごすもの

です。



基本的に、
サーモンとは呼れる魚は輸入品。
輸入されるサーモンは全てとは言いませんが、
養殖が多いです。

と、ここで、
天然と養殖の違いで変わってくるのが、
食べ方なのです。

いわゆる、
鮭(日本)=天然
サーモン(海外)=養殖

で何が違うのか?と言うと、

寄生虫=アニサキス


日本の鮭にはアニサキスが寄生している可能性が高く、
そのため、
基本的に生食には適しません。

その理由はエサ。
どのように鮭に寄生するかというと、
アニサキスの卵を持ったオキアミを食べることによって寄生します。



そして、
サーモンと呼ばれる魚は養殖。

養殖で育てられたサーモンのエサには、
寄生する心配のないエサが与えられています。

ですので、
鮭=生食NG
サーモン=生食OK
と言う違いがあります。

また、
アニサキスは海に存在するものなので、

川などの淡水で過ごす鱒は、
生で食べられる魚ということになります。


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ちょっと余談

よくスーパーで売られているサーモンで、
『トラウトサーモン』
というものがあるのですがこれがちょっと変?なんです。

というのも、英語で、
鮭=サーモン
鱒=トラウト
と訳すのですが、

トラウトサーモン=マスサケ

とよくわからない魚になってしまいます。

実は、
この『トラウトサーモン』は商品名なのです。

正式には、
「海で養殖されたニジマス」
なのですが、

このニジマスにも種類があって、

・川でずっと過ごすもの
=レインボウトラウト
=小型なニジマス

・川から海へ下って再び川へ戻ってくる
=スチールヘッド
=大型なニジマス

で、
トラウトサーモンは後者になります。

ややこしい…。

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まとめ

最後に鮭とサーモンの違いをまとめますと、

<鮭>
・日本で獲れる
・川から海へ下って再び川へ戻ってくる
・天然物
・生食NG
<サーモン>
・海外から輸入
・海で
・養殖
・生食OK

と言ったところでしょうか。

当然、
海外から輸入されてサーモンの中にも、
養殖でないものもあります。



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