独立リーグとBCリーグの違いとは?チームの種類とリーグ!何人プロに輩出?

スポーツ


近年のプロ野球ドラフト会議で、

高校生でも大学生でも社会人でもない、
独立リーグ出身のプロ野球選手の誕生の場面を
多く見受けられるように思います。

独立リーグ
BCリーグ

などのワードを最近耳にする機会が
増えているのも事実。

正直、私も、
「独立リーグとBCリーグってどう違うの?」
というレベル。

プロ野球ファンとしては、
この問題もクリアにしておかないといけませんね。


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独立リーグとは?

そもそも独立リーグとは?
というお話からですかね。

独立リーグとは、
日本野球機構(NPB)が運営する、
プロ野12球団以外に組織された、
地域ごとに発足したリーグ・チームの総称を言います。

一応プロにはなります。

2019年現在活動中の独立リーグは
・四国アイランドリーグplus
・ベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)
・関西独立リーグ

の3つ


ここで”独立リーグ”だ”BCリーグ”と並ぶと、
同じくくりのように見えてしまうのですが、

わかりやすく、
プロ野球で例えてみると、

・独立リーグ=『プロ野球』
・BCリーグ、アイランドリーグ=『セリーグ』『パリーグ』

というくくりになります。

全部に”リーグ”とつくので、
区別しにくくいのだと思います。


設立の経緯

設立の経緯は、

2004年
オリックスと近鉄の球団統合問題で起こった
プロ野球再編が大きく関わってきます。

世間的には、
堀江貴文氏のライブドアや楽天などの新規参入が
表立って報道されていましたが、

実は、
新潟県と石川県でも新プロ野球球団の設立構想
が画策されていました。

これが実現に至らなかったため、
『独立リーグ』に方向転換したのが、
現在のBCリーグとなります。


また
2006年BCリーグ発足の前の年には、

一足先の2005年
四国アイランドリーグが発足します。

元西武の石毛宏典氏が中心となり、
香川、徳島、愛媛、高知の四国4県に
チームを立ち上げました。


その目的としては、

■プロ野球団に入団できなかった
 若手選手の育成機関として選手を輩出すること

■野球を通じて地域の活性化を図ること

n
が掲げられました。


かつては、
社会人野球がこの立ち位置にいたのですが、
経費削減による規模縮小、廃部が相次ぎ、
受け皿の数が年々減少しているのが実情です。

ここに救いの手を差し伸べる形となったのが、
独立リーグの発足となります。


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リーグの種類とチーム一覧

実際のところ、
独立リーグの経営と運営は相当厳しいものがあり、

金銭的な問題
人材的な問題

で運営会社の撤退、チームの離脱などを繰り返しています。

ですので毎年、
チームが撤退したり、
新規参入チームがあったりと動きが激しいです。


2019年時点においての独立リーグは

・四国アイランドリーグplus
・ベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)
・関西独立リーグ

の3リーグとなっています。
そのリーグに参加しているチームをご紹介!


■四国アイランドリーグplus 全4チーム
・愛媛マンダリンパイレーツ 河原純一
・香川オリーブガイナーズ 松中信彦
・高知ファイティングドッグス 吉田豊彦
・徳島インディゴソックス 駒居鉄平

右に表記しているのが監督、ヘッドコーチ
実際彼ら以外にも、
高知総監督 江本孟紀
愛媛チームアドバイザー 石毛宏典
と懐かしい名前がちらほら。

■ベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)

<FUTURE-East(東地区)>
福島レッドホープス  岩村明憲
茨城アストロプラネッツ  坂克彦
栃木ゴールデンブレーブス  寺内崇幸
埼玉武蔵ヒートベアーズ  角晃多
群馬ダイヤモンドペガサス  平野謙
新潟アルビレックスBC   清水章夫

<ADVANCE-West(西地区)>
信濃グランセローズ(長野)  柳沢裕一
富山GRNサンダーバーズ  二岡智宏
石川ミリオンスターズ  武田勝
福井ミラクルエレファンツ  田中雅彦
滋賀ユナイテッドベースボールクラブ 成本年秀

(2020年シーズンより
神奈川フューチャードリームスが東地区に加入し、
新潟は西地区に移動する予定)

■関西独立リーグ
・兵庫ブルーサンダーズ
・06BULLS(大阪)
・和歌山ファイティングバーズ
・堺シュライクス

(姫路GoToWORLDは活動休止中)


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独立リーグ出身プロ野球選手

2019年プロ野球ドラフト会議においては、
10人プロ球団からの指名がありました。
(うち育成契約は6人)

西武ライオンズは、
3順目という高い順位でBC武蔵の
松岡 洸希 投手を指名。

徐々にではありますが、
即戦力になる独立リーグ出身選手も現れてきています。

また年度別に見てみると

2018 7人(うち育成契約5人)
2917 9人(育成3人)
2016 8人(育成7人)
2015 12人(育成11人)

2014 5人(育成2人)
2013 3人(育成1人)
2012 6人(育成4人)
2011 11人(育成11人)
2010 8人(育成5人)

2009 6人(育成3人)
2008 9人(育成7人)
2007 6人(育成5人)
2006 3人(育成1人)
2005 2人(育成2人)
2004 0人

この十何年かで、
高校生、大学生、社会人に次ぐ、
第四の指名候補グループとして定着してきました。


ドラフトでの最高位指名は
2013年2巡目で指名された
中日 又吉克樹


2006年のドラフト会議において、
千葉ロッテマリーンズから7巡目で指名された
角中勝也 

首位打者:2回(2012年、2016年)
最多安打:1回(2016年)

とまさに独立リーグ出身の星!


しかしここまで、
独立リーグからの指名は105人
うち育成選手が73人と育成の比率が高いのが現状。

プロになったとしても、
支配下登録を勝ち取るという
大きな壁が立ちはだかっています。


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