中日ドラゴンズの来季
2017年の次期監督として、
立浪和義や、
小笠原道大2軍監督の名前が挙がっているが、
来季は、
落合博満GMの現場復帰を予想します!
その理由は、
単なる”次期監督選び”といった、
ものだけでは片付けられない、
中日特有の裏事情があるのです!
スポンサードリンク
次期監督に立浪はない!
とにかく、
中日ドラゴンズの迷走が止まらない!
中日の次期候補として、
かつての生え抜きOB選手の名も挙がる…
立浪和義
山本昌
山崎武司
落合博満がGMでいる以上は、
これらOBの監督就任は、まず無いであろう。
というのも、
生え抜きOBを悉く切り捨ててきました。
それは、、
監督時代やGM就任後でも見られる、
背番号の”大安売り”にも現れています。
チームの伝統とも言えるエース番号や、
長年チームを支えてきた功労者の背番号、
といったものをことごとく無視し、
新人や移籍選手に易々と与えてしまうのです。
中日のエース番号と言えば
『20』
フォークの神様・杉下茂に始まり、
星野仙一
小松辰雄など、
実績、実力を兼ね備えてから、
やっと手にできるものでした。
星野も小松も最初は違う番号でした。
あの川上憲伸すらつけられなかった番号を、
落合はまず、
ヤクルトから入団した、
川崎憲次郎に与えます。
その後、
新人の中田賢一に簡単に与えてしまいます。
他にも、
立浪の『3』
山本昌の『34』
といった、
長年チームに貢献してきた選手の番号を、
無名に新人に与えてしまいます。
山本昌に関しては、
永久欠番でもおかしくない番号ですが、
それをいともたやすく…。
エースだの、伝統だの、
落合には全くの無用の長物のようです。
少しそれましたが、
また彼らの中には、
GMが落合のうちには、
中日には戻らない…という者も…。
そもそも、
立浪に関しては、
監督就任は厳しいでしょう。
とにかく黒い噂が多すぎる。
詳しいことは割愛するが、
調べれば調べるほど沢山出てくる。
もとより、
白井オーナーとの確執もささやかれているが、
コーチすら声のかからないの理由は、
ここにありそうだ。
落合が来季就任するという根拠
中日の内部問題の構図的は、
”生え抜き選手”vs落合(落合派)
のように見えるが、
事態はもっと複雑なのである。
とはいえ、
来期の監督候補にはもう1人、
”外様”で落合子飼いの
小笠原道大がいるが、
それをすっ飛ばして、
落合の現場復帰説が有力な理由は、
そもそも、
監督時代に球団のお家騒動に、
巻き込まれる形で辞めさせられた落合。
あんな辞めさせられ方をしておきながら、
GM復帰は不可解であった。
そして、
監督時代にあれだけ、
そつなく指揮し、
強いチームに仕立て上げた人間が、
GMになった途端、
やることなす事が全て裏目裏目に。
むしろ、
「ワザと弱くしているのでは?」
と疑いたくなる。
そう、
このGM采配には必ず何か裏がある、
何か狙っている
と私は踏んでいるのですが…。
思い出して下さい。
落合監督就任の開幕戦の先発に、
ケガで何年も投げていない、
川崎憲次郎が指名されました。
この落合の采配の意図わかりますか?
実はこれ、
コーチングスタッフから、
外部への情報漏洩が無いかを確かめるための
行動だったのです。
落合は、
理由の無い、無意味な事は、
決してやらないはず。
そう考えたら、
GM落合の行動の理由は一体何なのか?
そこで考えついた答えが、
GM時代の行動が、
落合GMの監督復帰の伏線なのです。
谷繁監督の采配対し、常々、
「俺ならこの戦力で優勝できる」
と豪語してます。
そして、
今回の谷繁解任騒動で、
落合はGMてしての居場所がもうないのです。
谷繁だけクビしておいて、
落合GMだけお咎めなしというのも、
ファンは納得いかない。
しかし、
GMをやめるつもりはない。
でもそうはいかない空気。
今回が、
監督復帰のギリギリのラストチャンス。
そして何と言っても、
中日球団にはびこっていた、
派閥闘争が終了しているからです。
そもそも、
中日ドラゴンズの崩壊の元凶は、
親会社・中日新聞社に原因があるのだが、
落合はある意味、
これらの渦中の被害者なのであります。
そしてその監督の辞めさせられ方と、
GM就任が監督への未練を物語っています。
まずは、
中日ドラゴンズのお家事情から、
説明しなければなりません。
スポンサードリンク
中日新聞社とドラゴンズ
ひとまず親会社の話から。
中日新聞社は昭和17年に、
名古屋新聞社と新愛知新聞社が、
合併してできました。
そして、
あろうことか、
名古屋新聞の創刊者の名前をとって、
小山派
新愛知新聞の創刊者の名前をとって、
大島派
というこの派閥が、
平成のこのご時世になお存在するのです。
この派閥は、
中日ドラゴンズの球団運営にも波及します。
中日ドラゴンズの白井文吾オーナーは、
小山派
旧球団社長坂井克彦氏は、
大島派
この派閥闘争が表面化した、
監督・落合博満の就任から辞任までをみれば、
一目瞭然です。
落合と白井オーナー
2003年のオフ、
山田久志監督の後任は、
高木守道で進められていたが、
彼が経営するゴルフ場が破産となり、
監督就任が白紙に。
その後、
時間が少ない中、
野村克也
谷沢健一
と白羽の矢を立てるが、
ことごとく断られます。
そこで、
白井オーナーが口にした名前が、
落合でした。
オファーを受けた落合は、
監督就任を快諾。
さらに、
『今の選手で優勝します』
と発言し、有言実行、
就任1年目で、
大きな戦力補強をせずに、
リーグ優勝を成し遂げたのである。
ここれにより、
白井オーナーが、
べったりと落合に全幅の信頼が形成されたのは、
言うまでもないです。
つまり、
落合は”小山派”寄りの人間となります。
落合監督の去就と派閥
しかし、
大島派も黙っちゃいない。
落合博満が中日監督に就任した、
8年間は全てAクラスで、
2004 優勝
2005 2位
2006 優勝
2007 2位(日本一)
2008 3位
2009 2位
2010 優勝
2011 優勝
輝かしい成績である。
リーグ優勝4回
日本一が1回。
最後の2年はセリーグ連覇を達成。
しかし、
落合は引き摺り下ろされた。
落合はなぜ解任されたのか?
チームの成績の数字を見れば文句ない。
しかし、
球団経営という面での数字は、
惨憺たるものであった。
落合就任からの黒字収支は一度もなし。
ナゴヤドームに客足が伸びない。
『勝利至上主義』という持論の元、
マスコミに対するリップサービスや、
ファンサービス
などは全くなし。
チームのプレーも、
玄人好みの地味な試合が多く、
はっきり言って面白くない。
そのようなことが、
顕著にあらわた出来事といえば、
2007年
日本シリーズ制覇のかかった第5戦
先発・山井が
8回までパーフェクトピッチングを続けていた。
しかし、
あと3人で史上初の記録達成を前に、
あっさり9回頭から岩瀬に継投された。
日本シリーズ史上初の快挙目前で、
ピンチでない場面での、
石橋を叩きに叩いた盤石継投。
中日が勝つ野球も見たいが、
日本シリーズの舞台で完全試合といった、
記録も見てみたい…。
日本一になったものの、
なぜかスカッとしない…。
やっぱり物足りない。
これが、
The落合野球である。
そんな野球だから、赤字が改善されない。
客の呼べない落合野球に
球団経営という面から、
”大島派”球団社長坂井克彦が落合を切ったと、
言われている。
しかし、
大島派が担ぎ上げた、
高木守道は、
人気もさることながら、
成績も下降させ、
監督の解任とともに、
球団社長さえ解任させる事態に陥った。
そして再び、
小山派・白井オーナーが、
復権を握ることになことになる。
そして、
大島派の急先鋒がいなくなり、
落合がまた表舞台に登場する。
実際のところ、
落合は白井オーナーにGM職を提案します。
そう自ら、
現場に復帰を希望しているのです。
さすがに、
監督復帰には日が早いが、
GMならチームを操れる。
そして、チャンスがあれば…。
そのチャンスが今なのです。
・邪魔する派閥もない
・監督辞任から時を経た
・チームを弱体化させファンに勝利を欲せさせる
・『やっぱり落合しかいない』と思わせる
機は熟した。
2017年 中日は、
もう落合博満しかいない。
スポンサードリンク
コメント
森代行を監督に昇格させて様子見してGM業を続けるか、自分が監督になって優勝を狙うのか、、、今の戦力で
戦うことに不安なら森監督だし、第一次政権の時のように現有戦力のまま優勝する自信があれば監督になるの
だろうな。
常勝ドラゴンズさん、
コメントありがとうございます。
名参謀はやはり”参謀”。
森繁和は投手コーチでこそ本領発揮かと。
物心ついた頃から、
中日の帽子をかぶらされていた、
根っからの中日ファンで、
近年の成績、内部のゴタゴタ…、
残念でなりません。
記事では落合次期監督と書いたものの、
中日には新しい”風”が必要ですね。
FA権行使した選手を自由にするべきだと思う。