大阪桐蔭出身プロ野球選手はなぜ多い?会社で使える若手掌握術!

スポーツ



ここ何年かで、
プロ野球選手を何人も輩出している

大阪桐蔭高校

皆さんもご存知だと思いますが、

大阪桐蔭出身のプロ野球選手が多いのは、
一体なぜなのでしょうか?

また、
この考察から見えてきた、
会社で使える若手教育のあり方について
お話ししたいと思います。


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大阪桐蔭出身プロ野球選手と言えば

大阪桐蔭出身のプロ野球選手といえば、
各チーム主力級ばかり。

西岡剛  (阪神)
中村剛也 (西武)
中田翔  (日本ハム)
浅村栄斗 (西武)
平田良介 (中日)
森友哉  (西武)
藤浪晋太郎(阪神)
岩田稔  (阪神)

特に目立った働きを見せているのが、
打撃陣。

型にハマらない打撃フォームと
常に豪快なフルスイングこそが、
大阪桐蔭出身プレーヤーの真骨頂で
あって、
見ていて気持ち良いものです。


実は、
これが大阪桐蔭の指導スタイル、

【とにかく振り抜け】
なのです。

日本の高校野球界において、
異質なこの教え。

しかし、
これだけ日本プロ野球界に人材を
輩出し続けているこの状況は、

指導方法が間違っていないという、
証拠と捉えて良いと思います。

少なくとも現時点では、
若い人間が結果を残す指導法であるようです。


プロ野球に限らず、

思うように働いてくれない
”ゆとり世代”の若者に、

頭を悩ましている
私も含めた、会社の上司様。

若手教育のヒントが、
この”大阪桐蔭野球部”にありそうです。


練習から100%の自分を作り上げて行く

大阪桐蔭の教育の特徴
【常に”振り切る”事】

常にフルスイング。

それも初球からであります。
当てに行くくらいなら、
フルスイングを心がける。

当てに行って、
100%の結果は得られません。

100%のフルスイングから、
100%の結果が得られるのです。

実際
なかなか出来ないものです。
ではどうするか?

練習です。

大阪桐蔭では、
実践形式のバッティングカウントを
想定して、

追い込まれた場面を
想定しての実践方式練習を
常に真剣勝負で行います。

そこでどんな状況でも、
フルスイングができるように、
身体に植え付けます。


すなわち、
練習から全力で取り組まなければ
最高の結果など付いてこないのです。

例え、
結果が伴わなくても、
相手には最低でも恐怖を植え付けられます。

実際、この全力フルスイングが
1番嫌がるらしいです。

大阪桐蔭の監督・コーチの教えで、
もう1つの特徴が、

自主性の尊重
です。


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自分で考えて動ける人間作り

強制していない所 がポイントのようです。

バッティングのフォームに関しても、
監督コーチは、
一切口出しはしません。

それが、
あまり良いスイングでなくてもです。

中日・平田は大阪桐蔭時代、
手首を返す独特なスイングを直されませんでした。

しかし、
このフォームで甲子園での、
ホームラン3連発は語り草です。

要は、
成功する過程はひとそれぞれ。
そこをいじくってはいけないのです。

また、
朝練は強制参加ではなく自主参加。

先輩後輩の上下関係の垣根も
無くしてしまいました。

これが顕著に見られたのが、
2015オールスターでの、

阪神・藤浪
西武・森

とのテレビ中継でのやり取りでのこと。

先輩・藤浪は、
後輩・森に敬語で接し、

森の方は逆にタメ口口調で
会話をしているように思えました。

これ、
上下関係の規律が厳しい
PL学園野球部なら、
まずありえないことだといいます。

ですが、
この上下関係撤廃がもたらすモノは2つ。
・平等の練習時間を得られること
・先輩後輩との距離が近くなること

です。

つまらないしきたりで、
1年生はほぼ雑用に追われます。

それだけ無駄な時間を
取られますし、

それさえなければ、
より自分を高める時間が増えます。

また、
先輩後輩の垣根をなくすことで、
高いレベルの技術や知識を
身近に接することが可能となります。

では、
ただ自主性を尊重して、
自由にやらせているだけか?というと
そうではないのです。

自主性の中に、
必ず考える事をさせています。

【常に考える】そして【自分を知る】
ということです。

練習に関しても、

自分で弱点を見つけ、
その事に対して克服出来るような、
練習メニューを自分で組み立てて練習します。

このような時間が一日に
必ず20~40分程設けています。

今の自分には、
・何が足りないのか?
・何が必要なのか?

この事を常に考えながら、
物事に取り組む。

そうすれば、
自ずと欠点という穴が
埋められていきますよね。

大阪桐蔭の野球選手は
この能力に長けているようです。

この考える時間を作っているのが、
自主性であったり
上下関係の撤廃といった、

無駄な所に時間を使わない環境作りにも
細心の配慮がされています。


最後に

大阪桐蔭出身者の出身はなぜ多いのか?
・成功を想定した準備がしっかり出来ている
・自分で軌道修正できる能力を持っている
・技術や知識が障害なくコミュニケーションできる
 環境が整っていること

これらではないでしょうか。

私は、
飲食店で若手を教育する機会が、
多いのですが、

・100%の力で成功を目指す
手抜き無しの妥協なしの料理

・常に考える
どうすれば美味しくなる?を考える、は
もちろん、
どうすれば、より早く、より丁寧に。
これらを常に考えながら動く。

・環境
味を盗め、感じろ!
という間接教育ではなく、
より具体的に指導、指示が出せる環境
それにより、
全体のレベルUPが個々を伸ばす。

こんな感じで取り組んでおります。

このように、このことは、
野球だけではなく、
仕事や教育といった、

様々な環境でも
共通して言える事だと思います。

指導者や上司はこの
準備・考えさせる・環境作り

これを最新の若手教育のポイントとして、
今一度見直してみては
いかがでしょうか?


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