オルトレキシア新摂食障害の症状と予防!意味の無い食べ物など無い!


過食症や拒食症と並んで、

健康的な食事を意識するあまり、
一部の食品しか受け付けなくなってしまう
第3の摂食障害

【オルトレキシア(Orthorexia)】

ギリシャ語で”正しい食欲”と言う意味らしいですが、
この言葉の日本での使われ方は、
”歪んだ正しさ”みたいな状況を指します。

そんな”オルトレキシア”の症状と
その予防について、
料理人視点から見て行きたいと思います。


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オルトレキシアの症状

オルトレキシアの日本語訳が、
まだ確立されておらず、

『不健康食拒食症』

などと呼ばれることもあります。

過食症・拒食症は
食べ物の”量”に対して制限するのに対して、

オルトレキアスは、
食べ物の”質”を制限してしまう症状を言います。

この症状、始めは、
健康的な食事を心がけていた程度の人が、
徐々にエスカレートして、

健康食ではない
・動物性食品
・乳製品
・砂糖
・農薬を使用して作られた食材
・遺伝子組み換え食材
・添加物使用食材
・ホルモン剤使用食材
といった

食べ手が『不健康食品』と
思い込んでしまった食材を極端に受け入れず、
自分自身に厳しい食事制限を課してしまう症状をいいます。


これを見ただけで、
「あと何食べたらいいの?」
と言うくらい何も残りません。

ですので、
摂取できる栄養も限られるため、

栄養失調といった症状を、
引き起こしてしまうのです。

健康的な食事にこだわり過ぎて、
病気になる…。
なんとも皮肉な症状であります。


オルトレキシアの予防と対策

健康志向の食事制限程度の行為から、
過度の偏食気味の食事制限への移行が、
オルトレキシアの黄色信号。

具体的には、

・朝目覚めた瞬間に、
 今日の食べ物の事を考えてパニックになったり、

・食習慣のせいで、
 社会との関わりを避けるようになったり、したら

危険信号であります。

そのような場合は、
精神科・心療内科等の専門医に、
相談やカウンセリングをおすすめします。

それ以前に、
オルトレキシアを予防する方法は、

食に対する正しい知識を理解することだと
思います。


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おこがましくも、
料理人の目線で言わせて頂くのなら、

『人間にとって必要の無い食べ物・
 無駄な食べ物などと言うものなどは
 絶対無いのです。』

過去の歴史から見ても、
人間は乳性品や動物の肉を食べて、
生きてきています。

それが、
『不健康食品』であるとしたら、
人類はとっくに滅びています。

その時代から今日まで、
受け継がれてきている食文化は、

むしろ、
人類や文明を助けてきた恩人みたいなもの。

当然、
今日まで消滅しないで、
存在し続けているのには、
人間に必要であることの証であるほかありません。


そこで、
誤った情報や偏った知識が、
本当に間違っているのか?

もう一度立ち止まって、
冷静に考えて見てもらいたいのです。

小さい頃あんなに飲んでいた牛乳が、
体に必要なものか?
そうでないものか?
冷静に考えれば分かりますよね?


また、
この世界に存在していると言う事は、
絶対何かしら理由があるのです。

例えば
彩り等で添えられている 【パセリ】

これは、
ただの飾りではないのですよ。

肉料理やお刺身にも添えられる事のある
パセリは、
・消臭効果
・食中毒予防
・ビタミンB1,B2,C・βカロチン・鉄分
といった、
非常に役割のある、
意味を持った食材なのであります。

今日の何気ない、
食べ物の常識はまさに
”先人たちの知恵”の集まりなのです。

・お刺身にわさび
・夏にキュウリやスイカを食べる
・揚げ物にレモン
・肉にコショウをする

これらにも、
もちろん理由があります。

歴史は偉大なのであります。


さいごに

何百年、何千年存在している意味に対して、
数年、数十年しか生きていない私たちは、
逆らってはいけないと思うのです。

まして、
「太った、痩せた」に気を取られ、
肝心な身体を壊していては、
元も子もありません。

今一度、
食に対する正しい知識を見直して、
理解する事が大事であると思います。


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