大相撲の引退と廃業の違いは?過去の不祥事廃業力士は?

スポーツ

お相撲さんがやめる場合、
『引退』と『廃業』
という2種類の言葉が出てきますが、

”引退”と”廃業”はどう違うのでしょうか?

また、
”不祥事で廃業”なんて力士は過去にもいるの?

でも、この”廃業”って表現、実のところは…。

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大相撲における引退と廃業の違い

何となく廃業の方が重たいイメージがしますが、
相撲界において

『引退』
力士として現役を辞めても、
引き続き相撲界に身を置く場合

『廃業』
現役を辞め角界に残らない場合や、
親方が停年前に相撲協会から離れる場合

を言います。

つまり、
お相撲さんとしての現役を辞めた後、
日本相撲協会に身を置き相撲の仕事を続けるか?続けないか?
で表現が違ってきま…した。

そう”した”なんです。
そう過去形なんですね。

正式には現在、
『廃業』という言葉を使用しないことになっています。

その理由が、

1996年(平成8年)
バリバリ現役中だった旭道山が国会議員の立候補出馬を決意した時、
相撲界を引退する際に提出したのが
『廃業届』なのですが、

「あまり聞こえが良くないから『廃業』という言葉を使うのをやめようよ」

ということでそれ以降、
・その後の去就に関わらず現役を辞める=『引退』
・親方を停年前に辞める=『退職』
となっています。

ですが、

昔の名残りで、
特に”良くない理由で相撲界からいなくなる”=『廃業』

という文言を使われるケースが多いです。
イメージとしては”追放”に近いですかね。

理由はどうあれ、
指導というには少しやりすぎた感のある日馬富士の件。

過去の廃業に追い込まれたケースと比べても、
なかなか引けを取らない不祥事ぶりです。

では、
過去に不祥事で廃業に追い込まれたケース、
こんなにありました。

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過去の廃業力士一覧

過去に似たような不祥事で廃業に追い込まれたケースで思い出すのが、

横綱 双羽黒

師匠立浪親方に注意を受け、
仲裁しようとした後援者やおかみさんに暴力を振るって失踪。
その後破門同然の形で廃業してしまいました。

日馬富士に比べたら、
全然軽く感じてしまいますが、

師匠やおかみさん、後援者に、
手を挙げてはいけませんよね。

あとは、
”廃業という言葉を使わない期間”での不祥事ですが、
廃業相当の不祥事で有名なのが、

朝青龍と琴光喜
です。

横綱 朝青龍
2010年(平成22年)1月
初場所中に泥酔の上、暴力沙汰を起こしました。
理事会で事情聴取を受けた後、突然、責任を取る形で現役を引退しました。
その後相撲協会には残っていないので実質廃業です。

大関 琴光喜
2010年(平成22年)5月
5月場所中、
野球賭博に関与していたと週刊誌に報じられ、
それをきっかけに事情聴取を受け解雇処分。

同時に、
元貴闘力の大嶽親方も相撲協会を解雇されました。

地位の高い立場で、
力士の見本にならなければならない存在。
まして日本の国技ですからね。

厳しい処分は致し方ないです。


実はあの横綱も廃業危機?

実はもう一人廃業危機の横綱がいます。
鶴竜
です。

現行の制度では、
日本に帰化していない外国人力士は、
現役を引退した後に親方として日本相撲協会に残ることができないのです。

鶴竜は日本に帰化していません。
そして進退をかけた今場所も休場。

日本に帰化しないともしかしたら、
もしかしてしまうかもしれません。


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最後に

過去に4横綱時代は、
なかなか全員揃わないというジンクスがあります。

今の4横綱時代はなんと、
一度も4人揃って場所を迎えた事がありません。

そして今回の不祥事。

もしかしたら、
1度も4横綱を拝む事がなく終了してしまいそうです。


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