FIFAランキングの決め方は?算出方法と違和感!


FIFAランキング1位は優勝できない!

国際サッカー連盟が発表する
世界各国のサッカーランキング

FIFAランキング

長年、
このFIFAランキングというモノに、
違和感を感じているのは私だけではないはず。

そう!

サッカーの強い国の順番が、
このFIFAランキング通りとは、
限らないと思うのです。

最近で一番わかりやすい例が、
ロシアワールドカップでの、
ランキング70位のロシアの躍進!

これにはカラクリがあり、

この違和感は、
”ランキングの決め方”
が生み出しているのです。

そもそも、
このFIFAランキングの決め方って、
どのように決めているのでしょうか?

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例にもあげました、
直近での、2018W杯ロシア大会の
開催国ロシアに関して言えば、

W杯開幕時 FIFAランキング70位の
”最弱開催国”
などと揶揄されてきました。

そんなロシアも蓋を開けてみれば、

vsサウジアラビア
5-0

vsエジプト
3-1

と開催国アドバンテージはあるものの、
「本当70位?」
と思ってしまう躍進ぶり。

決勝進出は、
6位以上の上位チームが敗退する中、
7位フランスと20位のクロアチア。

やはりランキングに、
違和感を感じずにはいられません。

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FIFAランキング ポイント算出方法

そのポイントを”稼ぐ”条件というものが、

①国際Aマッチの勝敗 
②試合重要度
③対戦国の強さ
④大陸連盟間の強さ

これらを数値化して、
ポイントを算出しています。

これはどういう事を言っているのか?
と言いますと、

国同士の試合において、
とにかく勝てばポイント
が貰えるのですが、

例えば、同じ勝ち点でも、
W杯に出た事がない国がブラジルに勝つ勝ち点と
ブラジルがW杯に出た事のない国に勝つ勝ち点、

重みが違いますよね。

その試合がただの練習試合なのか、
W杯予選なのか?

このような、
試合の本気度でもその勝利の価値って、
違ってきますよね。

そういった勝ち点の重みを重視しよう
というのが、
②.③.④
の要素です。

ここで、
それぞれの加点ポイントの数値を、
具体的に見てみますと、

①国際Aマッチにおいて
  勝ち   3点 (PK勝ち 2点)
  引き分け 1点
  負け   0点 (PK負け 1点)

これが基本点です。

②試合重要度
ワールドカップ本戦 4.0点
大陸選手権の本戦  3.0点
大陸選手権の予選  2.5点
親善試合      1.0点

  

サッカー界における、
”頂点の試合”となるのはやはり、
ワールドカップ。

そこでの試合がやはり、
一番重みがあると言えますね。

  

③対戦国の強さ
ランキング1位   200
・2位以下は{200-(相手国のランキング)}
・150位以下は 50

これは先ほど申しました通りです。

④大陸連盟間の強さ
南米サッカー連盟   1.0
欧州サッカー連盟  0.99
アジアサッカー連盟 0.85
アフリカサッカー連盟 0.85
オセアニアサッカー連盟 0.85

上記の数値より
(対戦2カ国の定数の合計)÷2
を大陸連盟間の強さの関係を表す係数とする

確かに、
南米やヨーロッパはレベル高いとは思いますが、
アジアとアフリカ、オセアニアと同じ…

やはり違和感ですね。

各国際Aマッチにおけるポイント
上記の事項を参考に、
以下の式に当てはめて、ポイントを算出
①×②×③×④

と計算し、
下記のようにより細かく計算すると、

この数値こそが、
FIFAランキングポイントとなるのです。

ランキングポイントの算出
・48ヶ月を12ヶ月ずつ、4つに区切る
・直近の12ヶ月ごとに上記の国際Aマッチで
獲得したポイントの合計を計算し、
 行った試合数で平均をとる。
 ただし、5試合以下の場合、割る数は5となる。
・直近の12ヶ月ごとに獲得したポイントの割合を
 100% 50% 30% 20% とする。
 得られた4つの平均値に、この割合を掛け、合算する。
 

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そして、この中にランキングに対する、違和感の原因があるのである。

特に、我ら日本人が痛感している違和感

アジア勢のランキングが低いこと

その理由として考えられる要因のひとつに

③試合重要度について
大陸選手権の開催間隔の差が同じでない事が、問題の1つにあげられる。

北中米カリブ海地域や、アフリカは2年に一度、大陸選手権が行われる。
アジアは4年に一度。
重要度が2.5〜3.0点と、高得点が得られるポイント獲得試合が、
北中米、アフリカに比べ、アジアが少ないことが、一目瞭然。

アジア各国のランキングが低い理由の1つが、ここにある。

2つ目
④試合相手国の強さ
簡単にいうと、

ヨーロッパや南米は、ヨーロッパ、南米同士の対戦が、
また、アジアはアジア同士の対戦が多くなるのは、当然の傾向なのだが、
強豪国の揃う、ヨーロッパ、南米地域での試合は、否応無しに、
高いポイントを得られる試合となるのだ。
アジア勢に関して言えば、必然的に強豪国との対戦は少ないのが現状。
ポイントの低い、アジア勢との対戦では、差がつくのは当然と言える。

また、アジア勢同士の対戦は
⑤にも影響があり、どう見ても、

アジア勢不利な、ポイント加算方法なのである。

極端な話
対外試合を行わないと、強豪国であってもランキングは上がらないのである。

また、逆もしかりである。

今回のワールドカップで、我ら日本が勝ち上がり、
この、ランキングの無意味さを証明する場に出来る大会になったのではないでしょうか。

結局、
今回のロシアにしても、
開催国ということで予選が免除され、
対外試合数も当然少なくなるわけでして、

当然、直近の試合の結果が反映する、
FIFAランキングが低いのは当然の結果なのです。

とにかく、
このランキングというものは、
所詮”目安”にすぎないということだと、
今回のワールドカップでの、

日本とロシアで、

わかったのではないでしょうか?

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