プロ野球歴代外国人監督一覧|DeNAラミレス監督の手腕は?

スポーツ


DeNAベイスターズの来季監督に
”ラミちゃん”こと、

アレックス・ラミレス氏
が就任。

そんな、
プロ野球の歴代監督で、
外国人の監督は一体何人ぐらいいるのだろうか?

また、
”助っ人”外国人監督の過去の成績はいかに?
外国人ならではの問題は?

料理人である筆者の、
外国人シェフとの仕事の経験も交えて、
徹底検証です!


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過去の外国人監督は?

過去に日本球界において、
外国人監督は8人。

今回のDeNAラミレス監督で、
9人目となります。

その歴代外国人監督を見てみよう。


<与那嶺要>
中日ドラゴンズ
1972 3位
1973 3位
1974 1位
1975 2位
1976 4位
1977 3位 

何と言っても、
1974年巨人のV10を阻止した監督です。
安定した成績を残している。


<ルーツ>
広島カープ
1975 1位

指揮を採ったのは開幕から15試合のみ。
判定をめぐって審判ともめ、
退場処分にも関わらずそれを拒否。

その件に関して、
説得に訪れた球団代表の対応に、
怒りをあらわにし日本を去った。

しかし、
その後受け継いだ、
古葉竹識のもと初優勝を達成。

【赤ヘル】 の生みの親であります。


<ブレイザー>

阪神タイガース
1979 4位
1980 途中解任(5月14日)

南海ホークス
1981 5位
1982 6位

1967年より3年間
南海でプレーしている。

1967・68年と2年連続で
ベストナインを受賞。

その後、
野村克也監督の希望で、
1970年南海のヘッドコーチ
1978年広島のヘッドコーチ兼守備コーチを
つとめる。

何よりあの野村監督が、
「自分のID野球の源流はブレイザーにあり」
と言わしめた程の理論の持ち主であった。


<バレンタイン>
千葉ロッテ
1995 2位

2004 2位
2005 4位
2006 1位日本一
2007 4位
2008 2位
2009 4位
2010 5位

広岡ゼネラルマネージャーの要請で、
テキサスレンジャースなどの指揮を執っていた、
現役バリバリの外国人監督が就任。

第一次政権では、
2位と大躍進するも、
コーチ陣の確執で1年で辞任。

その後、
もう一度日本球界に復帰し、
2006年には日本一の栄冠を掴む。

”ボビー”の愛称で、
ファンから愛されていた。


<レオン>
オリックス
2003 6位

日本で1978年から
ロッテ
大洋
ヤクルトで10年間主軸としてプレー。

2003年石毛監督の途中解任を受けて、
打撃コーチであったレオンが、
昇格と言う形で就任した。


<ブラウン>
広島カープ
2006 5位 
2007 5位
2008 4位
2009 5位

楽天イーグル
2010 6位

1992から3年間広島でプレー
その後、
アメリカのマイナーリーグで指揮を執る。

監督として史上最多の
12回の退場を記録。
とても”熱い”監督であった。


<ヒルマン>
日本ハムファイターズ
2003 5位
2004 3位
2005 5位
2006 1位日本一
2007 1位

自身メジャー経験がないものの、
ヤンキース傘下のマイナーで監督経験を積む。

北海道移転元年に指揮し、
北海道での人気の確立に尽力。

2006・07年とリーグ連覇。
惜しまれながらの辞任となった。


<コリンズ>
オリックス
2007 6位
2008 途中解任(5月21日)

目立った成績は残せず、
どうしても吉本芸人のシルクとの関係に、
目がいってしまう。

2011年より、
ニューヨークメッツの監督に就任。
2015年は地区優勝を果たす。

日本で経験を積み、
アメリカで開花させた逆パターンの成功例。


次に、
この外国人監督について、
検証してみたいと思う。

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ざっと
紹介してきたが、

優勝経験のある監督が、
・与那嶺要
・バレンタイン
・ヒルマン

日本でプレー経験があった監督は、
・与那嶺要
・ブレイザー
・レオン
・ブラウン

監督選定のポイントとして、
・監督としての実績
・日本球界に精通
・人気、キャラクター、話題性
が挙げられるかと思う。

監督としての実績や理論はもちろん、
成績に直結しているように思う。

当然、
日本球界でプレーしていれば、
日本の野球の理解が早いだろうが、

日本プレー経験がなくても、
監督業にはあまり影響は無いように思う。

日本一経験監督の、
・バレンタイン
・ヒルマンは、
監督実績は十分。

自分の理論を導入させて、
成功を収めた感がある。

それに対して、
・ブレイザー
・レオン
・ブラウン
の日本球界プレー経験者監督は結果を出せていない。

与那嶺要は日本でプレーしていたが、
中日で10年間のコーチ経験は、
前者の方に分類されてもいいだろう。

名監督=日本球界経験者
の構図には少々疑問が残る。

これらをふまえての
今回DeNA就任のラミレス新監督を見てみると、

日本におけるプレーヤーとしての、
実績は申し分ない。

また、
明るいキャラクターで、
人気・話題性も十分。

問題は、
監督としての手腕・理論ということになる。

コーチ経験といえば、
BCリーグ群馬での経験のみ。

2015年には、
オリックスの巡回アドバイザーを勤めるものの、

監督としての手腕
そもそも
DeNA課題の投手力・守備力課題のチームに
この人選は少々疑問である。

さりとて、
監督・コーチ経験の無かった
・栗山英樹
・工藤公康
の成功例があるので、
一概には言えないのだが…。

DeNAの浮上のポイントは
ラミレスを取り巻くコーチ陣であろう。

ヘッドコーチ
投手コーチ の人選がカギであろう。

仕事は違えど…ではあるが、

私は料理人でして、
外国人のシェフと一日だけ、
一緒に仕事をした経験がある。

この時困ったことが、
・コミュニケーションと
・文化、意識の違いを感じた
こと

どうしても、
言葉の壁は仕事の障害になることは、
間違いない。

また、
日本人と外国人
(この時のシェフはカナダ人)
の仕事に対する意識の違いも、
わずかな時間でも感じてしまった。

ここでの問題は、
チームが敬意をもって、
ラミレスを”ボス”として受け入れられるか?

日本の生活も長く、
まじめな正確のラミレスならこの点は、
クリア出来そうであるが…。

球団側は、
「手腕よりもファンサービスを選んだ」
などうたっているメディアもあるが、

個人的に、
ラミレスDeNAには、
良い意味で色々裏切って欲しいと思う。


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