ゴールデングラブ賞とベストナインの違いとは?選考基準や歴史からわかりやすく!

スポーツ


プロ野球も日本シリーズが終わると、
その年も一段落。

その後、
その年の成績を踏まえての、
表彰される場面が見られるのでありますが、

毎年頭がこんがらがってしまうものに、
ゴールデングラブ賞とベストナイン
というものがあります。

「あの金のグローブどっちでもらえるんだっけ?」

この二つの賞の違い説明できますか?


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ゴールデングラブ賞とベストナインの基準

ゴールデングラブ賞とベストナインとは、

その年の活躍が著しい選手に送られる賞でありますが、
その大きな違いとして評価対象が異なります。

ゴールデングラブ賞=その年の守備に対して
ベストナイン=その年の総合的な活躍に対して

これらが選出の条件となります。

もう少し詳しく説明しますと、

ベストナインは個人成績がいい選手はもちろん、
優勝したチームから選出されるケースが目立ちます。
チーム勝利への貢献度合 も加味されるわけです。

それに対して、
ゴールデングラブ賞はその年の個人の守備力 に対して
送られる賞であり、チームの成績はそれほど反映されません。

ですので、
必ずしもゴールデングラブ賞の受賞者とベストナインの受賞者が、
同じということにはなりません。



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選考の基準の違い

次に、
ゴールデングラブ賞とベストナインの選考についてですが、

共通しているところが選ぶ人。
これは両方とも同じです。

全国の新聞、通信、放送各社に所属しており、
5年以上プロ野球を担当している者

しかし、
両賞の大きな違いは、
選考基準です。

ゴールデングラブ賞に関しては、

<投手>
規定投球回数以上の投球、または年間試合数の1/3以上登板

<野手>
チーム試合数の1/2以上同じポジションでの出場

と基準がありますが、
ベストナインに関しては明確な基準はありません。

また、
ゴールデングラブ賞には、
『該当者なし』票があり、
その得票が過半数に達した場合、そのポジションでの受賞選手の選出は見送られます。

しかし、
その”該当者なし”となったのは、
2010年のセ・リーグ一塁手部門のたった一度だけであります。

また、
ベストナインに関しては、
パリーグの指名打者にも送られるので、
パリーグの選出者は10人になります。



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ゴールデングラブ賞とベストナインの歴史

これら賞の制定に関しては、
ベストナインの方が古く、

・ゴールデングラブ賞=1972年
(当初はダイヤモンドグラブ賞の名称〜1985年まで)

・ベストナイン=1940年に第1回表彰
戦後1947年に第2回表彰。
同年より毎年表彰。
1950年の2リーグ分立後はセ・パ各リーグで9名を選出。

ゴールデングラブ賞に関しては、
正式名称は、
『三井ゴールデングラブ賞』と、
三井物産スポーツ用品販売の協賛で制定されており、

セ・パ各連盟の公式表彰であるベストナインと、
公式表彰に準じた特別賞との位置付けのゴールデングラブ賞

と言う違いもあります。



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最後に

プロ野球において、特に野手は、
ホームランや打率といった攻撃側の数字にスポットがあてられます。

しかし、
野球の醍醐味はそれだけではありません。
守備があっての攻撃であり、
華麗で堅実な守備こそプロの見せ場でもあると思います。

そこにスポットを当てたゴールデングラブ賞。
そこで表彰されるということは、
ある意味ホームラン王を取るのと同じくらいの価値があるように思います。

その結果、チームが好成績を残し、
ベストナインに選出される…。

個人的に、
ゴールデングラブ賞とベストナインのW受賞することこそ、
年間の最高選手なのではないかと思います。

それにしても、
あの金のグローブもらえたら嬉しいですよね。



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