巨人で4番をつとめ、その後、海を渡り、
主にヤンキースなどで活躍。
2012年現役を引退した、
松井秀喜
日本で見かけないせいか、
現在の活動はちょっと謎めいている感があります。
引退後で、
思いつく松井の日本での活動といえば、
・スペシャルゲスト的な野球解説か、
・とんねるず番組の企画のリアル野球盤
くらい。
正直引退後、何をしているのかわからない…
そんな感想の方、多くないですか?
(松井さんごめんなさい)
実際、松井秀喜は現在、
何の仕事をしているのでしょうか?
また年収はいくらくらいもらえているのでしょうか。
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松井秀喜の現在は?
実際、そんな印象でも、
松井秀喜はちゃんと働いてますよ!
というのも、
松井の主戦場はアメリカです。
だからわかりづらい。
松井氏は引退直後の2013年、
なんと、ヤンキースから、
フロント入りを打診されてます。
この時は断りを入れてます。
これはかなり凄い事ですよ。
ワールドシリーズ優勝27回
リーグ優勝40回
メジャーリーグ屈指の名門球団ですからね。
それでもその後の2015年、
ヤンキースGM特別アドバイザーに就任します。
松井は、
それほどヤンキースに愛されているんですね。
「自分がヤンキースという組織の力になれる
唯一の仕事は打撃指導」
ということで、
現場での仕事を希望したといいます。
松井が就任した、
GM特別アドバイザーとは、主に、
マイナーの巡回コーチの仕事
です。
松井氏が主に指導してきたのは
ニューヨーク周辺に位置する
3Aスクラントン
2Aトレントン(ニュージャージー州)
1Aスタテンアイランド(ニューヨーク州)
で、
時にはサウスカロライナ州や
フロリダ州の1Aチームまで足を運びます。
そんな松井は、
アメリカでの指導に定評があるようです。
新人の大リーグ記録となる52本塁打を放って、
2017新人王になったアーロン・ジャッジ。
同じく2017正捕手の座をつかみ、
33本塁打を記録した
ゲーリー・サンチェス
などは、
ヤンキース傘下のマイナーで松井の指導を仰いでいます。
現在では指導に加えて、
編成にも関わっているといいます。
では、
一体なぜ松井が選ばれたのでしょうか?
GMの話では、
ヤンキースにおいても、
選手育成システムの発展、改善は不可欠。
そして、
松井のいた頃の黄金期の中心選手は、
お金で引っ張ってきた選手ではなく、
実は”コアフォー”と呼ばれる、
生え抜き選手でした。
デレック・ジーター
ホルヘ・ポサダ
アンディ・ペティット
マリアーノ・リベラ
そう、この時代を取り戻したいが為の、
育成の強化なのです。
そこで白羽の矢が立ったのが、
松井秀喜の存在。
彼はアマチュア(中学、高校)から日本のプロ野球でも、
成功をつかみ、
その勢いはアメリカメジャーにまで到達。
松井ほど、お手本となる成功者は他にいない、
ということです。
そして、
もう一つお手本とすべき事は、
松井のメディア対応。
どんなに調子が悪くても、
誠実にメディアに対応する松井の姿は、
まさに選手の鏡。
また厳しいと言われる、
ニューヨークメディアの記者からも、
一目を置かれる存在になった松井のメディア対応、
これも育成されるべき、
項目の一つと捉えられているようです。
ヤンキースといえば、
アメリカ随一のお金持ち球団。
日本のどこかの球団のように金にものを言わせる部分もありますが、
きちんと育成選手を育てるという点でも動いています。
そこで白羽の矢がたったのが、
過去の経験上しっかり育成のステップを踏んできた、
松井秀喜。
その経験をヤンキースに伝えて欲しい
とのことのようです。
とはいえ、
肩書き的には中途半端な巡回コーチなのですが、
これでしっかりお給料はもらえているのでしょうか?
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松井秀喜の現在の収入は?
そこで気になるのが、
現在の年収ですが、
ヤンキースでの年間報酬は4,000万円~5,000万円
と噂されています。
2A、3Aの巡回コーチで、
年間5.000万ですからね。
やはり好待遇ではないでしょうかね。
また余談ですが、
松井には、
アメリカメジャー球界の年金と
日本球界の年金があり、
合わせると2000万円程度の支給があると、
推測されます。
それにプラスして、
CMやテレビ出演などなど。
バイク王ですからね。
松井、イチロークラスになると、
もう働かなくても生きていけるという訳です。
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巨人で監督をやらない理由
ここで、
松井秀喜に究極の質問、
『監督をやるなら巨人?ヤンキース?どっち?』
さぁ、どうするでしようか
正直、
『松井がヤンキースの監督やりたい!』
と言ったら、
ヤンキースGMもおそらく2つ返事でOK
出しそうじゃないすか?
ヤンキースGMがフロント入りを要請するくらい、
ですからね。
現時点で、
ヤンキースと松井の蜜月を、
疑う余地もありません。
では巨人側ではどうか?
と言いますとおそらくやらないでしょうね。
巨人よりもヤンキースというのもありますが、
松井が引っかかっているのが、
渡辺恒雄元オーナー。
ナベツネさんですね。
この名前が出てきた途端、
松井の巨人監督は無いと言えてしまいます。
なぜなら、
松井とナベツネ巨人の間に確執があったからです。
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例えば、ナベツネの指示で、
巨人のビジター用ユニホームのロゴを
『TOKYO』から『YOMIURI』に変えた際、
『ファンをなんだと思っているんだ』
とあの松井が激怒したと言います。
野球より球団の営利を前面に出すナベツネに
不信感を抱いていました。
そしてヤンキースへの移籍の際、
引退後に”巨人軍の監督就任”を条件に、
必死の引き留めにもかかわらず、
松井秀喜はヤンキースを選びました。
この一件がナベツネを怒らせ、
その対応に『裏切り者』と激怒したそうです。
この時、
ナベツネには相談は一切していない
という話もあります。
松井の巨人復帰の目が消えた瞬間です。
その後、
ナベツネが一線を退いたことで、
臨時コーチ等をつとめるまでの関係には、
戻ったものの、
ナベツネの目が光っているうちは、
松井秀喜の監督就任は難しいでしょうね。
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松井秀喜は巨人を出た時から、
おそらく、
アメリカに骨をうずめる覚悟でしょうね。
そしてヤンキースがこれだけ松井を必要としている、
というのもまたすごいこと。
松井が巨人で監督をやっても、
由伸のような感じになってしまうような気がします。
それより、
アメリカでのびのび、コーチングの実績を積み、
そこでも実績を残した松井が、
日本でホームランバッターを育てる
そんな姿を見てみたいです。
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