新型コロナウイルスのカタカナ用語をわかりやすく日本語意味に置き換える!

ライフ


新型コロナウイルス関連のニュースが、
連日メディアで取り上げられていますが、

どうもあの”横文字”の専門用語が頭に入ってきません。
”クラスター?”
”オーバーシュート?”

これらコロナウイルス関連の用語、
日本語表現に置き換えてもらえませんかね。


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コロナウイルス関連用語を日本語の意味で表現

では早速!

◼︎【クラスター】=集団感染
”感染患者の集団”
”集団感染”という意味で使われていますが、

なんと、
特に医療用語という訳ではありません。

クラスタ (cluster:英)
本来の意味:
固まり・群れ・房
ある人物やモノに対して愛着をもっている集団
または集団の一員を意味する


◼︎【オーバーシュート】=爆発的感染
今回のコロナ騒動で”オーバーシュート”といえば、
”感染者の爆発的な拡大”を示しますが、

元は金融・証券の用語。
『相場や有価証券の価格の行き過ぎた変動』
これがオーバーシュート。


このような状況はかつて映画のタイトルにもなった、
「アウトブレイク」
という言葉の方が頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

コロナ騒動ではあえて聞き馴染みのない、
「オーバーシュート」を使うことで、
パニックなどの混乱を避けたのではないか、
と言われています。

オーバーシュート(overshoot)
本来の意味:
(的を)外す 
(停止線などを)行き過ぎる
(予定額や割当を)超過する


◼︎【アウトブレイク】=感染爆発
感染症の”突発的発生”や、”集団発生”のこと。
特に、ある地域や、医療施設内に限って、病気が急増することを指します。

「突発的」や、「医療施設内に限って」などの限定的な表現が、
アウトブレイクの特徴かと思います。


パンデミックには段階がある

流行の広がりによって、
エンデミック→エピデミック→パンデミック
と3段階でとらえる研究者もいます。


◼︎【エンデミック】
特定の地域などで、普段から継続的に病気が発生すること。
「風土病」、「地方病」ということもあります。


◼︎【エピデミック】
「流行」のこと。
病気の発生が、通常の状態よりも明らかに多い状態です。
パンデミックまで至らない状態を指す場合もありますが、
広い意味では、パンデミックもエピデミックの一種と考えることもできます。


◼︎【パンデミック】=世界的大流行
国境を超えて広がるような「世界的大流行」を指す。


◼︎【ロックダウン】=都市封鎖

ここでは”都市封鎖”の意味で使われていますが、

IT関連の用語としては、
セキュリティを強化するために、OSやアプリケーションの機能を制限する仕組み
を指す「厳重な封鎖」を意味します。

また、
”囚人を監獄に強制的に閉じ込める”
という意味も持っており、

閉じ込める、制限する、といった表現が当てはまって使われています。

lockdown(英語)
囚人を監獄に強制的に閉じ込める


ここまで見てきてある疑問が…

それはなぜ、オーバーシュートや、クラスターといった、
今まで使われていなかった用語が今回のコロナ騒動で使われているのでしょうか?


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なぜ今まで使われなかった用語が使われるのか?

例えば、
『オーバーシュート』=爆発感染

これを聞き馴染みのある『アウトブレイク』といってもいいのに、
今回ほとんど聞かれません。

これは、実際に生じた場合、
パニックや混乱を避けるために、
聞き馴染みのない表現をわざと使っているのとも言われています。


確かに、かつて、
ダスティン・ホフマンが主演した映画
「アウトブレイク」(映画では出血熱)で”アウトブレイク”のイメージが想像できてしまう人もいると思います。

そのイメージがそのまま現実世界で起こったら、
ちょっと焦りますよね。

実際、そこまで来ている感が強いのですが、
そうなると、
ちょっと”アウトブレイク”という表現って使わない方がいいのかな?
と私でも思いますね。

そこでわざと、
イメージと直結しにくい”オーバーシュート”がメディアでも使われている。
そう推測します。


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