第100回の記念大会で、
一躍時の人となった、
金足農業高校のエース
吉田輝星
彼が今、
プロか大学進学か?揺れている。
仮に大学進学の場合、
名前が上がっている大学というのが、
八戸学院大学
あまり聞き馴染みない大学であるが、
一体なぜ、
吉田輝星の進学先の候補に、
八戸学院大学の名が上がるのだろうか?
その、
八戸学院大学とその所属の大学リーグが、
今なかなかアツイのである。
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なぜ八戸学院大学?
なぜ、
吉田輝星の大学進学の話に、
八戸学院大学の名前が浮上してきたのか?
それは、
八戸学院大学の野球部 正村公弘監督に、
つながりがあるからだ。
彼こそ、
吉田輝星を仕立て上げた人物なのである。
正村監督は、
自らピッチングの本を出版するほどで、
投手指導に定評がある。
そんな監督が吉田の為に
青森から金足農高のある秋田まで片道4時間、
日数にして約30日、指導に訪れた。
そして、そこで、
疲労の残りづらいフォームと
キレのなかったスライダーの改革に取り組んだという。
その後、
吉田のスライダーが格段に良くなり、
三振が取れるようになる。
そして、投球の幅も広がり、
ピンチでもマウンドで動じなくなったという。
そんな経緯と、
金足農高 中泉監督が、
吉田の将来の野球人生を考えたとき、
「大学進学してからでもプロは遅くない」
と進言。
その後、吉田が二人の監督の前で、
「お世話になります」と、
八戸学院進学がほぼ内定したという。
しかし
甲子園が吉田を取り巻く状況を一変させた…。
その活躍は説明するまでもないであろう。
大学経由でプロ野球を目指すというものから、
直接プロ野球という選択肢も、
彼の中では大きなものとなっていった。
とはいえ、
現時点では進学か?プロ入りか?
表明されていないが、
もし、進学を選ぶのであれば、
自分のスタイルを確立してくれた、
正村監督の下でしっかり指導を仰ぐべく、
八戸学院大学の門を叩く可能性は非常に大きい
であろう。
そんな、
八戸学院大学ではあるが、
その大学も含め、
この所属リーグも、
なかなか侮れないのである。
この大学リーグ、実は、
近年、日本プロ野球界に選手を何人も送り込んでいて、
現在プロでバリバリ活躍している選手を、
多く排出しているというから注目せざるをえないのである。
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八戸学院大学が所属する大学野球リーグとは?
八戸学院大学が所属するリーグは、
北東北大学野球連盟
加盟大学は
一部リーグが
青森大学
青森中央学院大学
岩手大学
八戸学院大学
富士大学
ノースアジア大学
の6チーム。
二部が6チーム。
三部が4チームの計16チームでからなる。
2001年春にリーグ戦、初優勝を飾り、
2003年秋から、リーグ5連覇を果たす。
通算の優勝回数14回とリーグを引っ張ってきた。
そんな八戸学院大学からプロ野球選手になった選手は、
右投右打/投手/2003年 ドラフト3巡目
北海道函館工業高等学校
中日ドラゴンズ (2004〜07)
東北楽天ゴールデンイーグルス (2008〜10)
川島 亮
右投左打/投手/2003年 自由獲得枠
千葉経済大学附属高等学校
ヤクルトスワローズ(2004〜11)
東北楽天ゴールデンイーグルス (2012)
三木 均
右投右打/投手/2004年 自由獲得枠
飛翔館高等学校
読売ジャイアンツ (2005〜08)
青山 浩二
右投右打/投手/2005年 大学生・社会人ドラフト3巡目
北海道函館工業高等学校
東北楽天ゴールデンイーグルス (2006〜)
内藤 雄太(ないとう ゆうた、1983年11月29日 – )
右投左打/外野手、一塁手、三塁手/2005年 大学生・社会人ドラフト3巡目
横浜商工高等学校
横浜ベイスターズ/横浜DeNAベイスターズ (2006〜13)
秋山 翔吾
右投左打/外野手/2010年 ドラフト3位
横浜創学館高等学校
埼玉西武ライオンズ (2011〜)
塩見 貴洋
左投左打/投手/2010年 ドラフト1位
帝京第五高等学校
東北楽天ゴールデンイーグルス (2011〜)
田代 将太郎
左投左打/外野手/2011年 ドラフト5位
東海大学付属第四高等学校
埼玉西武ライオンズ (2012〜17)
東京ヤクルトスワローズ (2018〜)
何と言っても、
パリーグを代表する安打製造機
秋山翔吾 や、
楽天で長年中継ぎを支える
青山浩二
2010年楽天ドラフト1位
塩見貴洋
など、
なかなかの顔ぶれである。
また、同じ、
北東北大学野球連盟で現在、
実力が一歩抜き出ているのが富士大学。
2018年春終了時点で、
北東北大学野球リーグ9連覇中
リーグ優勝も通算32回を誇る。
そして、
この富士大学が世に名を知らしめるきっかけとなったのが、
この三人の西武ライオンズの選手たちである。
右投右打/三塁手、一塁手/2013年 ドラフト2位
沖縄県立中部商業高等学校
外崎 修汰
右投右打/遊撃手、二塁手、外野手/2014年 ドラフト3位
青森県立弘前実業高等学校
多和田 真三郎
右投右打/投手/2015年 ドラフト1位
沖縄県立中部商業高等学校
2013年から3年連続で、
西武のドラフト上位にかかる富士大学の3選手は、
今となっては、
ライオンズには欠かせない中心選手たちである。
また、
2017年には阪神タイガースに、
小野 泰己
(右投右打/投手/2016年 ドラフト2位)
と、優秀な人材をプロに送り込んでいる。
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最後に
吉田輝星がもし、
大学進学ということになれば、
はっきり言ってどの大学でも入れるだろう。
となると、
レベルの高い東京六大学や東都リーグ
あたりかと思っていたが、
八戸学院大学は、
マスコミがごちゃごちゃ騒ぎ立てる関東よりも、
ある意味吉田にとって良い選択なのかもしれない。
ただ、
甲子園で活躍しその後、
大学進学から、プロ野球に進んだ、
斎藤佑樹や島袋洋奨
が、あまりパッとしないケースが頭をよぎる。
個人的には、
勢いのあるうちにプロ野球に進んで、
成功を収めてほしいとも思う。
こればかりは、
進学、プロと答えがわからないが、
自分の信念に基づいて進むべき道を進んでほしいと思う。
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