こう言っては失礼だが、
駅伝の実績では全く無名の大学であった、
青山学院大学を
ここまで見事に引き上げた”名将”
原晋監督
2017年の
第93回箱根駅伝でも3連覇を達成!
黄金時代到来と、
その手腕にはケチのつけようがありません。
そんな、
原監督が日本マラソン界にある提案をしたというから、
これは是非聞いてみたい話でございます。
マラソンニッポン復活への5大改革
今や名実ともに長距離界No1指導者の視点は、
やはり違いますね。
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原監督の日本マラソン界5大改革案とは?
原監督の掲げる改革案は
・高校、大学、社会人の情報共有
・ニューイヤー駅伝 日本選手権のショーアップ化
・実業団の移籍自由化
・ゼッケン広告の拡大
『箱根駅伝が頂点では競技発展はない!』
と言い切る、
原監督の改革案をもう少し詳しく見てみよう。
<日本マラソン界ランキング制導入>
一番良いのが最も強い選手が代表になること。
一発勝負の選考会では、
世界で戦える選手にも”まさか”がある。
その”まさか”をなくすべく、
レースごとに獲得したポイントでランキング化し、
”誰が本当に実力があるのか”という実績を
把握しようというシステム。
強化費の振り分けなども
そのランキングを元に行う。
<高校、大学、社会人の情報共有>
原監督に言わせれば、
「ニッポンマラソン復活のためには、
国内で小さく争っている時間はないのだ。
一丸となって日本マラソン界を強くしていこうじゃないか!」
そのためには、
・全国高校駅伝
・箱根駅伝
・全日本大学駅伝
・ニューイヤー駅伝
の過去5年の優勝監督の叡智を一堂に集め、
実績のある指導者の、
知恵や知識や指導方法といった情報を
共有しようじゃないか!
というもの。
<ニューイヤー駅伝 日本選手権のショーアップ化>
要は目指すべき”ところ”
高校野球の先には、
プロ野球。そしてメジャー。
サッカーは、、
Jリーグからの海外。
そして、
マラソンはというと、
現時点で”箱根駅伝”が頂点ではいかがなものか?
というお話。
つまり、
日本最高峰の戦いの場である、
・ニューイヤー駅伝や
・陸上競技の日本選手権
が陸上競技に携わっていない者にも、
わかるような”目指すべきゴール”
を作り上げる。
<実業団の移籍自由化>
いくら実力があっても、
練習環境や指導者と合わないが為、
力が思うように発揮できない選手も中にはいる。
そのような選手が、
新天地を求めて自由に移籍できる環境も、
強い選手を輩出できることに繋がる。
<ゼッケン広告の拡大>
近年、
大会スポンサーの関係で、
所属企業の広告が小さいのだ。
以前のように、
所属企業の広告を大きくすれば、
マラソン挑戦への後押しにもなる。
以上、
原氏が掲げる5大改革案である。
つまり、
この改革案、裏を返せば、
・競技に対する指導方法の是非
・マラソンは魅力ある競技なのか?
・埋もれている選手がいる
ということが今マラソン界の現状なのである。
ということを踏まえて、
我らビジネス視点に置き換えてみたらどうなるであろうか?
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原監督の改革をビジネスに置き換えてみると
私が、
まず大事だなと感じたのが、
モチベーション。
我々の取り組むその先にあるものには、
夢や未来があるのか?
今のマラソン界には、
それが足りない…だから作っていこう!
というのが、
原氏の考え。
ニューイヤー駅伝 日本選手剣のショーアップ化
では現状で、
今の仕事に、
”そこに絶対辿りつきたい”というものありますか?
それは、
地位なのか?
プロジェクトなのか?
目標とする上司なのか?
報酬なのか?
それに向かって、
命をかけられるくらいのものが、
今の仕事にあるのか考え、
それを作り上げていかなければならないのではないか。
高校、大学、社会人の情報共有
これはある意味、
コミュニケーションに関わってくるかと。
以前の料理の世界での、
『仕事は盗んで覚えろ』では、
今はもう人が育たない。
今は、
情報を分け与え、そして考えさせる。
そういう意味では、
垣根をぶっ壊して、
オープンな状態にしてしまって、
より良い解決方法を一丸となって遂行する方が、
早いし、発展的である。
個人でのアイデアや知識も、
一人よりは複数人集まって出し合えば、
1+1=2以上の成果がある。
日本マラソン界ランキング制導入
これは、
一概に絶対いいとは言えないが、
自分の実績が目に見える形でわかると、
モチベーションアップに繋がる。
しかしそれは、
”いい時”ならいいが、
”悪い状態”を公開されると、
モチベーションが下がりかねないので、
使い方次第かと思われる。
最後に
自らを”劇薬”と称する原晋監督。
現状ではやはり、
劇的な変化は望めないであろう。
この改革は、
実際東京オリンピックでメダルを取るための改革ではない。
むしろその先を見据えての改革であろう。
あの青山学院大学を作り上げた名称に、
日本の未来を託してみてはと思うのだが。
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