フロントドア・バックドアとは?黒田が持ち帰った変化球

スポーツ

広島 黒田博樹投手が
8年ぶりに日本球界に復帰し、

連日、
メディアをにぎわせている。

この黒田が操る変化球で、
今、
注目を集めているのが、

『フロントドア』ツーシーム。

このメジャー仕込みの、
『フロントドア』
という変化球は、

一体どんな 球なのか?

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『フロントドア』とは?

右投手が左打者に
投じる場合、

ツーシーム(シンカー)を、
体に当たるようなコースに投げ、

そこから、
ストライクゾーンに曲げる。

この使い方が、
フロントドアである。

フロントドア

また、
右打者なら、

体に当たりそうなコースから、

ストライクゾーンに、
スライダー(カットボールなど)を、
投げストライクを取る投球となる。

つまり、
打者に対して、

一瞬、
「デッドボール!」

思わせておいて、
そのボールが、

実際、
「ストライク」を取ってしまう
という、

ある意味『魔球』と呼べる、
変化球が

『フロントドア』である。

フロントドア2

黒田が、
日本球界に復帰して、
最初の対外試合となる、

ヤクルトとのオープン戦で、

対 藤井(左打者)
に見せた球こそ、

『フロントドア』である。

当の藤井曰く
「ボールと思いよけたと思ったら、
 真ん中付近だった…。」

と、まさに

黒田の、
メジャー仕込みのフロントドアの、
洗礼を浴びたのだった。

逆に、

右打者
左打者ともに、

最初はアウトコースに投じて、

一瞬
「ボールかな?」

と思わせておいて、
ストライクゾーンに、
切れ込んでくる…。

これが、
『バックドア』である。

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この
『フロントドア』
『バックドア』
という球種、概念は、

なぜ今まで、

日本球界になかったのか?

それは、

日本では
「直球がシュート回転してはいけない」
という概念にある。

その固定概念からか、

内角ボールゾーンから、
ストライクゾーンに切れ込む

「フロントドア」で、

見逃し三振を狙うという、
発想は、
ほとんどなかったのだ。

しかし、

ヤンキースの田中将大は、

自身でもこの球種を取り入れる

とともに、

日本でも、
この球種が流行るのではないか、
と予想している。

黒田が広島に復帰したことは、

単に、
広島の戦力補強という、
観点にとどまらず、

日本球界全体に、

大きな影響を与えるべく、

新しい風を、
吹き込もうとしているのかもしれない。

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