『無農薬のお米が食べたい』
『無農薬でお米を作ってる農家って知ってる?』
はい!知ってます。
何を隠そう、
自分の働いている料理屋のお米は、
無農薬。
しかも、
完全無農薬有機米。
一切、
農薬や化学肥料を使っていません。
そんなお米は、
甘くて味があります。
何よりお客様から、
「このお米美味しいですね」
とのお言葉を頂戴します。
”美味しさ”もさる事ながら、
やはり農薬を使わない農業というのは、
大変です。
そこで、
”完全無農薬有機米”の購入方法とともに、
その農家さんの熱い使命感や、
思いをお伝えしたいと思います。
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無農薬米の購入方法
生産農家は
(有)アールキューブエコ
通販サイト『宝来社』で、
通販購入できます。
http://www.358.co.jp/shopping/arigatoumai.php?g=7
内容量:5kg
種類 :コシヒカリ
価格 :3,888円(税込・送料全国一律700円)
『いのちよろこぶ ありがとう米』【白米】【玄米】
内容量:5kg
種類 :コシヒカリを主としたブレンド米
価格 :3,240円(税込・送料一律700円)
農家っぽくない名前ですが、
ちゃんとした農家さんです。
埼玉の農家さんですが、
ものすごく志が高く、
頭が下がります。
何回も言いますが、
一切、
農薬や化学肥料を使っていません。
野菜も含めてですが、
全国で有機栽培認定(農薬や化学肥料を使っていない)を、
受けている農家の数は、
国内全体の1%にも満たないと、
言われています。
私も、
毎年農業体験をさせていただくのですが、
ものすごくこだわって、
米作りをされています。
しかし、
農家さん曰く、
『これが本来の姿なんです』と。
結局、今の稲作は特に、
人間の都合のいいように、
されてしまった形なんです。
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自然の摂理に逆らった結果
我が国の稲作の根本に根付いているものは
「短い期間で多く収穫する」
という商業主義的な考えです。
そこには、
稲の生育や、環境といった視点は、
全くの度外視なんです。
問題がありすぎて、
どれから話せばいいか迷ってしまいますが、
まずは、
植える稲=苗から。
現在、
田んぼに植える稲は、
ビニルハウスで育てます。
その苗の大きさを、
稲の葉っぱの数で表すことができます。
現在主流の大きさは、
2.5葉
一つの苗に葉っぱが2枚半という大きさです。
しかし、農家さん曰く、
これではまだ早いとのことです。
例えば、
この苗を人間に置き換えてみますと、
”赤ちゃん”が首が座る前に、
外に連れ出されるような感じです。
また、
ビニルハウスや、
田植えの時期にも問題があるのです。
ビニルハウスはいわば、
”空調温度設備が完備のクリーンルーム”。
それが、
いきなり田植えを機に、
外へ出されるのです。
無菌状態で温室ぬくぬく育ちの赤ちゃんが、
いきなり、
サバイバルテント生活を強いられるような状況。
そりゃ、
どんな赤ちゃんも風邪や病気になります。
逆に、
病気にならない方がおかしい。
そして、
早く収穫したいから5月くらいに田植えしますよね。
この時期は早いのです。
稲の生育という観点からは、
まだまだ、寒い季節らしいのです。
ここだけを見ても、
人間の自分勝手さに振り回されてる、
稲の今がわかりますよね。
”稲界”における自然摂理に、
無理が生じているのですもん。
そりゃ、
自分一人でやっていけないですよね。
農薬は敵?味方?
そこで、
登場するのが、
【農薬】
です。
人間でいうなれば、
ここから”薬”や”栄養剤”の生活が始まるのです。
成長を早くさせる栄養剤
・病気になりやすい体
=病気になりにくくなる薬
・病気の原因となる菌や雑草に対して
=他に必要なモノをも殺してしまう強い薬
一見すると、
便利でいいのですが、
稲自体が、
自分の力で成長していくだけの能力なんて、
持ってもいなければ、
身につけることすら出来ません。
自分は何をしなくても、
何でも、
農薬がやってくれるんですもん。
そんなお稲が、
しっかりと、
美味しいお米を作り上げることができるでしょうか?
幼稚園の息子でも分かる問題です。
私は、毎年、
一年を通じて、
完全無農薬の米作りのお手伝いを、
させていただいているのですが、
気温35度越えの真夏の炎天下で、
何も遮るものもない田んぼでの草むしりは、
一瞬気が失いかけました。
農薬を使っていない田んぼは、
雑草は生え放題。
正直、
農薬を使って、
むしるべく、
”雑草”を生えないようにしてしまう…
「なんて頭がいいのだろう」
「効率的」
「自分が農家なら、
農薬使っちゃうかも…」
本当、
自分だったら考えちゃいますね。
そんな、
自分で成長すらできない、
薬漬けの稲のお米、
美味しいと思いますか?
最後に
農薬を使わない農業というものは、
例えるなら、
新幹線や車などを使わずに、
歩いて移動するようなものです。
東京、大阪、北海道、
歩いていけますか?
そうなんです。
歩いた方が健康にいいのは、
わかっているのです。
しかし
車や新幹線と同じように、
今日の農業でも、
今更、農薬自体の存在を完全に、
否定できないのです。
しかし、
それをしようとしているのが、
完全無農薬有機栽培米
稲本来の力で育った、
本当のお米。
少々、お高くても、
苦労と本物の価値に対する対価です。
一度、
食べてみてください…とは言いませんが、
こんな農業をやっている人がいる、
ということだけでも知って頂きたい!
お米のこと、
食べる人のこと、
環境のこと、
稲作のこと、
未来のこと
これだけのことを真剣に考え、
取り組んでいるの農家さん、
これからも、
よろしくお願いします。
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