サマータイムのメリットデメリットと影響は?東京五輪で本当に猛暑対策になるの?


<サマータイム>
夏の時期に標準時刻を1時間進める制度

日本の国会議員の方々、
この制度が本当にお好きみたいで。

最近でも、
省エネ対策や温暖化対策時を名目に検討され、

何か事あるごとに登場する。
”サマータイム”
”夏時間”

そして今回は、
『東京オリンピックの猛暑対策にサマータイムを導入』
と大丈夫かな?ってご発想。

とりあえず、
そんなサマータイムのメリット、デメリットを見つつ、
我々の生活にどんな影響があるのでしょうか?

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サマータイムとは?

サマータイムとは、
夏の時期を中心に、
標準時を1時間進める制度

つまり、
サマータイムが導入された瞬間、

例えば、
am5:00から導入されるとしたら、
4:59の次の時刻が6:00なります。

夏時間6:00←本当の時間5:00
夏時間7:00←本当の時間6:00
夏時間8:00←本当の時間7:00

と、実際の時間より1時間先に進まる

といった、
ドラえもんの道具で作り出したような世界が、
繰り広げられるのです。

日本でも過去1度だけ実施された事がある

日本でも、
過去に一度だけサマータイムを実施した事があります。

それは、
終戦後占領軍の施政下にあった、
1948年(昭和23年)〜1951年(昭和26年)
の期間です。

これは、言うなれば、
「アメリカがやれ!」
と言って有無も言わさずやらされたわけですが、

このサマータイムの文化は、
そもそも欧米で採用されていた制度でした。

現在でも、
アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各国
(一部は除く)
で実施されています。

そんな過去のサマータイムは当時、
大不評だったようです。

まあ普通に考えればわかる事ですけど…。

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サマータイムのメリット

そもそも、
1時間早めるメリットなのですが、
一般的にはこのように言われています。

・明るい時間を有効に使えるので照明の節約(省エネ)になる。
・明るい時間が増え活動時間が増え経済の活性化される。
・午後の日照時間が増えることによる余暇の充実。
・交通事故や犯罪発生率の低下

つまりは、
日が出ている明るい時間をが長く使えるので、
・省エネ
・活動時間が増える
・余暇の充実
が見込める…というのですが、

が実際のところはどうなのでしょうか?

<省エネ>
産業総合研究所が東京で行った調査では、

午後4時終業のサマータイムでオフィスの電力需要は10%減るが、
集合住宅で27%、
一戸建てで23%それぞれ増え、全体では4%増となった。

アメリカでも暑い時間帯に帰宅することで家庭の冷房使用が増え、
電気使用量が1~4%増えたという

省エネ、どころか、
むしろ増えてしまうという皮肉な結果に。

<活動時間が増える・余暇が増える>

過去日本で実施された際、
大不評だった要因の一つに、
”過剰労働”になってしまう
とありました。

当時、
農業など第一次産業に従事する人も多く、
”暗くなるまで働く”
というDNAが組み込まれているように思います。

先に導入された、
プレミアムフライデーでもあったように、

”会社を早い時間に切り上げて街に飛び出す”
という事に罪悪感が生まれてしまうのが日本人なのです。

つまりは
活動時間=仕事
になってしまうのです。

サマータイムのデメリット

先にの述べましたが、
戦後の日本で行われた、
”大不評”のサマータイムの他の要因の一つ、

健康状態をあげる人が多かったようです。
・睡眠不足
・だるい
・疲れやすい

皆さん考えてみてください。

今日から、
「1時間早く起きて、早く寝ましょう」
できるでしょうか?

会社や学校など、
決めれられたスタート時間があるので、
1時間早まろうが、
これには従わざるをえません。

しかし、
サマータイムだからと言っても、
体に染み付いた体内のリズムは進める事はできませんよね。

サマータイムだから、
”早く寝よう”
はなかなか難しい。なれるまでに少し時間がかかると思います。

だから、
寝不足になるのです。

また、
現代におけるデジタル社会において、

コンピュータを利用する、
各種システム(OSやソフトウェアの時計機能など)を
更新しなければならないなど、
移行コストに莫大な費用がかかります。

戦後に行われたサマータイムでは、
「明日からサマータイムだから、時計の針を進めておいてね」
で済みましたが、

今の社会ではそうはいきません。

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サマータイムが東京五輪の猛暑対策になる?

こうやってみてきて、
メリットよりもデメリットの方が目立ってしまう、
サマータイム導入。

そして、
今議論になっているのが、
東京オリンピックでの猛暑対策のために検討されてる、
サマータイム。

これが本格的に検討されてるというのですから、
日本のお偉いさん方の頭を疑ってしまいます。

東京オリンピックの祝日も、
知らぬ間に操作され、

<開会式前後が4連休に 閉会式前後は3連休>

という訳の分からぬ法律が勝手に作られました。

「観光客の増加などによる、
首都圏の交通混雑を緩和するため、
祝日化で通勤・通学や経済活動を抑えるのが狙い」

とありますが、
日本国中休む必要ある?
と思ってしまいます。

話を戻しますと、

”サマータイムが、
東京オリンピックの猛暑対策なるのか?”
とういうお話。

正直、何が猛暑対策なのか?
全く対処法が見えてきません。

そもそも、
時間を早めたところで、暑いものは暑い。

涼しい時間にやりたいのなら、
競技時間を早めりゃいいだけのこと。

なぜ国民全体を愚策に巻き込む?

マラソンをはじめ、
競技時間を早めたいだけの為に、
変な法律をつくるのは本当やめていただきたい。

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