田澤ルールとは?直接メジャーはなぜダメ?だから野球人気がなくなる!

スポーツ

田澤ルールとは?

<田澤ルール>

日本のドラフトでの指名を拒否した選手が、
日本の球団でプレーせずに、
海外の球団でプレーした場合、

帰国後、
高卒選手は3年間、
大学・社会人出身は2年間は、
日本のプロ野球でプレイできない。

しかも、
日本球界に入る場合、
ドラフトの指名を受けなければならない。

というルール。

そして2018年
田澤純一以来2人目となる
吉川峻平投手が、
来季、日本球界を経由せず、
直接メジャーに挑戦する意向であることが分かった。

ここでまた問題になってくるのが、
”田澤ルール”

「日本球界を無視して、
メジャーに、行っちゃうようなヤツなんかは、戻ってくんなよ!」

的な、
何とも”小さな”考えで…情けない。

そもそも、
何で直接メジャーはダメなのか?

この問題は見るべき視点を変えるだけで、
ピンチどころか、
日本球界の発展のチャンスにも捉えられるのである。


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なぜ直接メジャーはダメなのか?

日本球界が怖れているのが、
ドラフトの崩壊と有力選手の海外流出。

田澤純一がある意味裏ワザ的に、
メジャー選手になり、

それ以降『田澤ルール』と名がついた、
いびつなルールができて以降、

田澤に続く”直接メジャー”選手は、
現れていない。

(そして今回、吉川が続きそうであるが)


では、
この『田澤ルール』が功を奏しているのか?
というとそれは無いと言い張ってもいい。

そもそも、
日本球界よりも、
アメリカメジャーを選択する時点で、
相当の覚悟と勇気が必要であり、

その時点で、
「ダメだったら日本で…」
という考えは毛頭無いはずだ。



つまり、
田澤ルールによって、
メジャー行きを断念する理由にはならない
ということだ。


となると、
この田澤ルールの持つ意味は、
本当ちっぽけな子供のケンカ的なつまらないもの
なのではないだろうか。


日本球界的には、

田澤以降、
「こんな事バンバンやられたら、
日本に良い選手が居なくなる」

と、思ってのことだったのであろうが、


どんなにプロテクトかけたとしても、

FAやポスティングで、
どうせ海外に行ってしまうのだから、
海外流出はどうしても、防げないのである。

ここからは個人的な考えであるが、

この事はむしろ、
日本球界のレベル向上、
スキルアップの為の武者修行的なものと考えれば
いいのではないかと思うのだ。

そして、
田澤ルールとは逆のルールを提案したい。


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直接メジャーは”必ず日本球界に復帰しなければならない”というルールに!

それは、
『メジャーを経験した人間は、
少なくとも一度は日本球界に選手もしくは、
指導者として復帰しなくてはならない』

と。



ファン心理の視点で見た場合、

メジャーで活躍した選手が
日本球界に復帰して、プレーする姿を、
見たいか?見たくないか?

答えは
“絶対見たい!”
であろう。

もし、仮に、
イチロー、松井秀喜、はもちろんとしても、
騒動の張本人、田澤純一でさえ、

「田澤ってどんなピッチングするの?」
「メジャーで投げてた田澤の球見たい!」

と思う人は少なくないはず。

現に、
上原浩治や青木宣親が古巣に戻ってから、
彼らの登場の場面は球場全体が大いに盛り上がる。


そしてチームにとっても、
アメリカで培ってきた経験は、
チームや日本球界に必ず大きなプラスにもなるはずである。

日本にはない調整方法や、体のケア、投球の考え方など、
メジャーの現場にいたからこそ、
伝えられる何かがあるはずだ。



つまり、
メジャー経験者の日本球界復帰は、

集客の面でも、
日本球界のレベル向上の為にも、
必ずプラスになる、

いやプラスにしなければならないのである。



それを、
ガキの喧嘩みたいな、
つまらないルールこそ閉鎖的で、
何の役に立つというのか?

そもそも、
この田澤ルールたる者、
法律的に見ても、

自分の希望の職場を過度に制限している
・職業選択の自由の侵害

12球団が共闘して、
野球選手の参加を認めないという点で、
・独占禁止法の抵触

というおそれもあるという。


法的に見ても、
いかにくだらないルールかがわかるであろう。

では、
国内サッカーJリーグでこんなルールがあるのか?
また、他のスポーツでもこんなルールがあるのか?

考えなくともわかることである。



海外にいくことは、
”日本球界のため”
そのため、大いに勉強してこい!
その代わりに、日本に帰ったらその経験を伝えてくれよ!

これでいいのではないだろうか。


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最後に

私はこの”田澤ルール”というのは、

日大アメフトやボクシングの問題と、
なんら変わらない問題だと思う。

結局、組織ありきの考えで、
選手のことは考えていない。

そして、
その結果組織が衰退していく..。

その張本人の田澤選手もメジャーで過ごせる日が、
年々少なくなってきている。

日本球界はここでルールを見直し、
田澤純一を日本球界に即呼び戻すことができれば、
日本の野球という者が変わるのではないだろうか。

田澤純一が日本のマウンドで投げる姿を早くみたい!


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コメント

  1. 碧河 蒼空 より:

     うーん。逆田澤ルールはどうなのでしょう。

     私も田澤ルールは反対ですし、MLB経験者には日本球界の発展に貢献して欲しいと思います。

     ですが、もし当該選手の人格に問題があった場合は日本球界にとってマイナスになる可能性があるからです。

     素晴らしい選手であれば、おのずと球団からオファーがあるはずです。
     ならば、むしろ球団やNPBはお願いをする立場にあるはずではないでしょうか?
     それをそのようなルールで選手を縛るのは道理に外れると思います。

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