プレミア12とWBCの違いから見るアメリカメジャー選手が参加する理由出ない理由!!

スポーツ


4年に1度開催される野球の国際大会

・WBC(ワールドベースボールクラシック)
・プレミア12

ズバリ、この二つの大会、
一体どう違うのでしょうか?

またこの違いが、
メジャーリーガーの参加とどう関わってくるのでしょうか?

ルールや参加条件、優勝賞金から、
大会運営まで、
どこよりも詳しく深掘りします!

そしてこの違いは、
アメリカの為にあるようなものなんです。


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プレミア12とWBCの違い

ではいろいろな面から、
その違いを見ていきたいと思います。


<大会の出場方法>

■WBC
前回大会の上位12チームは予選免除。
プラス予選を勝ち抜いた4チームの
計16チームで争います
(大会規定は毎回異なり、
大会実績を反映させて毎回改良されている)


■プレミア12
開催される前年末までの
WBSC世界ランキング上位12 カ国と地域
が招待されます。

このランキングは、
各国のナショナルチームの強さを表したもので、
WBCなど過去4年間の国際大会の成績に基づいて算出されます。

2018年末現在のWBSC世界ランキング
1)日本
2)アメリカ
3)韓国
4)台湾
5)キューバ
6)メキシコ

7)オーストラリア
8)オランダ
9)ベネズエラ
10)カナダ
11)プエルトリコ
12)ドミニカ共和国

13)パナマ


<優勝賞金>

■WBC
340万ドル(約3億2300万円)第3回大会
大会ごとに年々上昇

■プレミア12
100万ドル(約1億700万円)第1回大会


<大会主催者と開催年>

■WBC
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)
第1回 2006
第2回 2009
第3回 2013
第4回 2017
(第5回 2021)

■プレミア12
アメリカメジャーリーグ(MLB)とその選手会
第1回 2015
第2回 2019
(第3回 2023)

野球の国際大会が、
2年おきに開催されているのです。


ちなみに主要な国際大会は

2017 WBC
2018 サッカーW杯 冬季オリンピック
2019 プレミア12 ラグビーW杯
2020 オリンピック(夏季)

とこの順番。


<大会が創設された背景>

簡単に言ってしまうと…

■プレミア12
オリンピックでの野球競技の消滅に伴う、
補助金打ち切りによる、
運営母体(世界野球ソフトボール連盟)の財政難解消

■WBC
アメリカメジャーリーグ(MLB)の発展と収益の拡大のため

と言えるでしょうか。


この2つの野球世界大会に、
大きな影響を与えているのは、

兎にも角にも、
アメリカメジャーリーグ(MLB)であります。


プレミア12第2回大会
(2019年11月2日~17日に開催)
では今回も、
MLBメジャー選手の派遣は見送られました。

この事から、
アメリカ代表は、
▪️WBC=オールスター=本気
▪️プレミア12=2軍=格落ち


プレミア12に関しては、
・アメリカ代表が勝ちに来ていない

2軍レベルの選手派遣で、
真の世界一を決める大会とは呼べない

と思うのです。

アメリカのチーム編成で、
その大会の”格”が決まってしまう!
そう感じてなりません。


ですので、
こう言ってはなんですが、

プレミア12という大会が、
WBCに比べて物足りなさを感じてしまう理由が、
ここにあると思います。


逆にWBCは、
アメリカ代表はオールスター軍団
それだけでも見る価値があるし、

そこで勝てば、それこそ、
真の世界一
そりゃ盛り上がりますよね。

何せ主催者がMLB、
自分達の大会ですからね。
出ない訳にはいかないですよね。

またそのことを表しているのが、
ルール面です。

<ルール・試合形式>

■プレミア12
・球数制限なし
・同点の場合10回 からタイブレーク制を導入
 (準決勝以降は無制限)
・投球間隔20秒ルール(2019年から)
・1回限定のリクエスト導入(2019年から)

■WBC
・球数制限あり
・同点の場合12回 からタイブレーク制を導入

ルールの違いで注目したいのが、
”球数制限”

メジャーリーガーが参加するWBCに存在する
”球数制限”
それは投球数に厳格なメジャーならではのもの。

メジャーの投手を守るためのルールと言っても
過言ではないでしょうか。

ということでつまり、

このアメリカメジャー選手が出る出ないが、
大会の格と盛り上がりに。
大きな影響を与えるのです。

ではなぜ、メジャー選手は、
プレミア12に出場しないのでしょうか?

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メジャーリーガーがプレミア12に出場しない理由

その事にも影響するのですが、
WBCとプレミア12のもう一つ大事な違い。

それは開催時期の違いが非常に大きいのです!

<開催時期>
■WBC
シーズン前の春に行われる
=MLBの選手も出場する

■プレミア12
11月
シーズン終了の休養期間
中南米ではウインターリーグ
=MLB選手は時期の面だけでも出場しづらいし、
球団値してもあまり出したくない

また、プレミア12運営の、
世界野球ソフトボール連盟は、
MLBから援助を受けちゃってるんですね。

なので、
MLB(WBC)と世界野球ソフトボール連盟(プレミア12)の力関係は、
当然MLBの方が上。

また、
WBCはMLBが運営ということもあり、

メジャーリーガの活躍こそ、
大リーグの発展や人気拡大に直結するので、
そりゃ出て頑張りますよね。

逆に、
11月開催のプレミア12には、
「オフシーズンにメジャー選手は出せないよ」
(「援助してるんだからさ…」)
とさらっと言えてしまう背景がこれです。

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最後に

今回はプレミア12とWBCの違いから、
アメリカメジャーの選手の参加するしないの理由を見てきました。

世界大会とうたっている以上は、
全てのチーム本腰のオールスター級のチーム編成で、
望んで欲しいものです。

プレミア12に関して、
アメリカはともかく、日本に置き換えても、
シーズンが終了しているオフの時期。

この時期にコンディション万全の選手を揃えることは、
結構難しいですね。

国の威信をかけた戦いを行うのなら、
その開催時期はものすごく大事な要素であると思いますね。

プレミア12も春の時期に開催すれば、
もっと盛り上がるように思います。


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