2015年
夏の甲子園が終わり、
U-18ベースボール・ワールドカップで賑わせた
高校生たちの注目の進路が、
次々と明らかになっています。
プロを目指す者
大学進学を選ぶ者
社会人野球に身を置く者
いくつかの選択があるのですが、
今回は、
”プロ野球”というフィールドの選択を見送る、
志望届を提出しない高校球児たちと、
プロの目指し方について、
”料理人というプロ”の視点から、
どういう選択が良いのか?
考えてみたいと思います。
スポンサードリンク
2015プロ野球志望届提出辞退者一覧(高校)
【投手】
上野 翔太郎(中京大中京)大学進学志望
成田 翔 (秋田商) 社会人
森下 暢仁 (大分商) 大学
【捕手】
伊藤 寛士 (中京大中京)大学
郡司 裕也 (仙台育英) 大学
【内野手】
津田 翔希 (浦和学院) 大学
宇草 孔基 (常総学院) 大学
杉崎 成輝 (東海大相模)大学
篠原 涼 (敦賀気比) 大学
【外野手】
豊田 寛 (東海大相模)大学
船曳 海 (天理) 大学
今回、
U-18W杯選出メンバーを中心に見てみましたが、
直接プロを目指さず、
社会人ないし、大学野球を経てからの、
次のステップを目指す、
高校球児が多いようであります。
中には
「大学でもう少し体力を付けてから…。」
といった、
発言をする高校球児もいます。
私も料理人という
”プロ”のはしくれでありまして、
少々おこがましいのですが、
この考えにはあまり賛成出来ません。
そんな
”プロ”のはしくれからではありますが、
料理人視点からのプロの目指し方を、
書き綴りたいと思います。
スポンサードリンク
料理の世界でのプロの目指し方との比較
料理の世界で、
高校から直接プロ野球に行くケースは、
『いきなり料理屋さんに就職する』、
または、
『アルバイトで実際の現場を経験する』
といったところでしょうか。
また、
大学や社会人を経るケースは、
『専門学校に行ってから料理屋を目指す』
という例えが当てはまりますかね。
私は、
20年くらい調理の現場に身を置いてきました。
少々キツい話ですが、
専門学校あがりの新人さんは、
あまり期待できません。
専門学校で実習してきた?知識や技術では、
現場レベルでの技術やスピードに、
対応出来ないパターンが多いです。
逆に、
専門学校に行っていない、
『現場揉まれ組』は、
やはり強いです。
ある程度説明すれば、
すぐ実戦に入っていけます。
「専門学校行けば、
それなりの知識が身に付くのでは?」
という声が聞こえてきそうですが、
”10回の実習よりも1回の実戦”
ではありませんが、
現場での、
実際のお客様に対する、
”本気の料理の世界”に勝る学びはありません。
なので私は、
一日でも早く”プロ”の料理人に、
なりたいのであれば、
専門学校ではなく、
調理の現場の立つことをお薦めします。
職業の違いがあるにせよ、
本気でプロ野球という世界で、
飯を食って行こうという思いがあるのなら、
一日でも早く、
プロの世界に身を置くべきだと思います。
決して、
大学野球や専門学校が、
悪いと言っているのではありません。
ただ、
専門学校での魚のおろし方実習は、
せいぜい3尾も触れればいいのではないですかね。
方や、
毎日100尾アジをおろしている料理人に、
つきっきりで一緒に仕事をしていれば…、
どちらが早く上達するか分かりますよね?
野球の世界でも、
最終的には150キロを超える投手の球を、
克服しなければならないのであれば、
「体力をつけてから…」
なんて言っていないで、
150キロの球が体験できる世界に身を置き、
それこそ4年かけてでも、
プロの150キロに慣れた方が、
野球人として成長するはずだと思います。
個人的な思いなのですが、
誰しも与えられるものでない、
選ばれた野球の才能の持ち主であるなら、
私は回り道せず、
チャレンジしてもらいたいと思ってしまうのです。
なぜなら、
頂点を目指せるチャンスがあるのですから。
さいごに
これらは、
あくまでも私個人な思いですので、
本当参考程度に聞いて頂けたら幸いです。
最後までありがとうございました。
スポンサードリンク
コメント