一富士二鷹三茄子の隠された意味は?正月の縁起物は日本人のダジャレが満載!

ライフ

12月31日から1月1日を迎える際、
1日しか変わらないのに、
なぜか清々しくフレッシュな気持ちになります。

これぞ、日本人のDNA。
この文化、私は大好きです。

”一年の計は元旦にあり”

そんなお正月にはこぞって、
縁起のいいものが見受けられます。

門松
おせち
松飾り

などなど、

中でも、
初夢に見ると縁起がいいとされているのが、
『一富士二鷹三茄子』
というもの。

この”富士””は、まだわかりますが、
”鷹””ナス”はちょっと疑問系?

このどこが縁起がいいのでしょうか?
その隠された意味とは?

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『一富士二鷹三茄子』の隠された意味

これらがなぜ縁起がいいのかと言いますと、
日本人は昔から”見立て”というものが、
大好きでして、

簡単に言ってしまうと
”ダジャレ”

そのダジャレを、
真剣に”プラス思考化”させているのです。

正月に見受けられる同様の例として、
”見立て”られているのが、
お節料理です。

例えば…

栗きんとんは、
黄金色の金塊や小判に見立てられ、
金運上昇にあやかっています。

海老は腰の曲がった老人に見立てられ、
長寿にあやかって食べられます。

などなど、
お節料理はこんな”見立て”のオンパレード。

そんな料理を食べることで、
いい気分になろうと言うから、

先人たちの、
究極のプラス思考にはある意味尊敬します。

さて、そこで本題と参りましょう。

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初夢に見るといいと言われる、
一富士二鷹三茄子

なんとも奇妙な組み合わせです。

意味的には諸説ありますが、
”見立て”の観点から見ていくと、

新年1発目に見ると、
”いい気分”になる理由が見えてきます。

<富士>
富士=不死・無事
日本一高い
末広がり

<鷹> 
鷹=高(い)
鋭い足で物をしっかりと掴む

<茄子>
茄子=成す
毛がない=ケガ(し)ない

富士山は、
無事・不死とかけていて、
健康や不老不死の意味合いが含まれています。

また、

日本一高くそびえる山ということで
縁起が良く、
山の形も末広がり。納得!

鷹は
”高い”にかけられていると言われており
あの足でしっかり獲物を掴む様子も縁起がいいとされています。

茄子は、
物事を成し遂げる=”成す”にかけられています。

と、
何か良いことなんだな、
というのはわかりましたが、

なぜ、
これらがメデタく選ばれたのか?
なぜこの順番?

という疑問が残ります。

そこで登場するのが、
”徳川家康”
です。

この、
“一富士二鷹三茄子”は、
徳川家康が好きなものベスト3
とも言われています。

駿河は富士山のお膝元
鷹狩りの好きな将軍様
そして初物の茄子が好き

茄子の真意はわかりませんが、
富士山と鷹狩りは、まだ納得できます。

何せ、
天下の家康公が好きなものなら、
縁起が良いや!

という感じの流れでしょうか。

また、これとは別に、
家康公絡みでもう一つ。

駿河の国で”高いもの”を集めたという説もあります。

富士=富士山
鷹 =愛鷹山(あしたかやま)
茄子=初物の値段がとても高かった初ナス

愛鷹山は、
駿河で2番目に高い山だそうです。

そして、
駿河国の初物の茄子はやたら高かったようです。

単純に、
富士山と初物の茄子の価格は比較できませんが、
それだけ茄子にはインパクトがあったということでしょうか。

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最後に

とまあ、諸説ありますが、
私は縁起の良い”見立て”が一番自然なのではないかと思います。

他の2つの説に、
家康公絡みの理由が並ぶのも気になりますが、

日本人のDNAで、
プラス思考の見立てがここでも植え付けられていた..
自然ではないでしょうか。

初めて見る夢に、

富士=無事=健康
鷹=高い=成長・高み
茄子=成す=成し遂げる・成功

を願うべく”見立て”
プラス思考な先人たちが思い浮かべそうな縁起ではないでしょうか。

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