プロ野球過去のFA人的補償歴代選手一覧|ピンチをチャンスに変える力!



プロ野球のFA制度の人的補償

FAによる球団の戦力が、
偏らないようにする処置なのでしょうが、

個人的にはこの人的補償制度の存在は、
少々疑問ですね。

そんな点も含めて、
FA制度で人的補償が発生する仕組みと、
過去のFA人的補償選手一覧を見てみます。

それと、
人的補償で移籍した一選手から、
私は深い教訓を得たので、
それも紹介したいと思います。


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FAで人的補償が発生する条件は?

まず球団ごとに、
年棒順にランク分けされます。

Aランク 年棒上位1~3位の選手
Bランク 年棒上位4~10位の選手
Cランク 年棒上位11以下の選手

このうち、
A・Bに該当する選手がFAを行使したら、
人的補償(+金銭的補償)
が発生します。

この際、
人的補償を選択しない場合は、
金銭的補償が追加で発生します。


人的補償できない選手は
・プロテクトされた28選手
・その年にドラフト会議で指名された新人選手
・外国人選手
(FA権を取得して日本人扱いの外国人も含む)

これら以外の選手から、
人的補償選手が決まります。

FAで選手を失った側の選手選びも重要でして、

皮肉にもFAした選手より、
人的補償選手の方が、
同等かそれ以上に活躍するケースもあるので面白いです。


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歴代のFA人的補償選手一覧

人的補償選手  移籍球団    FA選手
1995
川辺忠義 投 巨人→日本ハム (河野博文 投)

2001
平松一宏 投 巨人→中日   (前田幸長 投)
ユウキ  投 近鉄→オリックス(加藤伸一 投)

2005
小田幸平 捕 巨人→中日   (野口茂樹 投)
江藤 智 内 巨人→西武   (豊田 清 投)

2006
吉武真太郎投 ソフトバンク→巨人(小久保裕紀 内)
工藤公康 投 巨人→横浜   (門倉 健 投)

2007
赤松真人 外 阪神→広島   (新井貴浩 内)
岡本真也 投 中日→西武   (和田一浩 外)
福地寿樹 外 西武→ヤクルト (石井一久 投)

2010
高浜卓也 内 阪神→ロッテ  (小林宏之 投)

2011
藤井秀悟 投 巨人→横浜   (村田修一 内)
高口隆行 内 ロッテ→巨人  (大村三郎 外)

2012
高宮和也 投 オリックス→阪神(平野恵一 内)
馬原孝浩 投 ソフトB→オリックス(寺原隼人投)

2013
鶴岡一成 捕 横浜→阪神   (久保康友 投)
一岡竜司 投 巨人→広島   (大竹 寛 投)
藤岡好明 投 ソフトB→日ハム (鶴岡慎也 捕)
脇谷亮太 内 巨人→西武   (片岡治大 内)
中郷大樹 投 ロッテ→西武  (涌井秀章 投)

2014
奥村展征 内 巨人→ヤクルト (相川亮二 捕)


一岡選手を応援する理由

今回、
人的補償が発生する、
FAだけ取り上げているのだが、

それでもやはり、
ダントツで巨人に多くの選手が、
FA移籍しているのがよくわかります。
(21選手中9選手が巨人にFA補強されている)

いくら選手が勝ち取った権利とは言え、
あまり公平にFAが機能しているようには思えません。

しかし、
FAで新加入した選手が、
必ずしも活躍できるとは限らないのも現実です。


それとは逆に

2013年に巨人から人的補償で、
広島に移籍した

一岡竜司

この選手は、
人的補償移籍で花開いた選手であります。

巨人時代の2年間で、
計13試合の一軍登板しかなく、
勝敗もつかず。

しかし、
広島移籍の一年目で、
セットアッパーとしてブレイク。

31試合登板し2勝2セーブ
防御率は0.58と、
チームに無くてはならない存在に。

一般社会でも当然、
転勤や違う部署の配属など、
自分の意思の反映しない移動も多々ありますが、

自分の意志ではない移籍。

コレに対して、
FA放出された新天地で腐らず思いっきり活躍している
人的補償選手を見ていると、
本当気持ちいいですし応援したくなりますね。


置かれた状況をどう受け止められるか?

”ピンチはチャンス”

私の好きな言葉であります。

一岡選手にとって、
自分の望んでいない移籍だったかもしれません。

しかし、
ものは捉えよう。

巨人ではどうしても、
選手層の厚さもあってチャンスが、
なかなか回ってきませんでした。

広島の移籍をずっと妬むか?
チャンスと捉えて前に進むか?

彼は前に進んだのです。

そもそも、
移籍がなければ回ってこなかったチャンス。

ピンチをピンチとして捉えるか?
ピンチの先にあるもの、

それに目を向けられるか?
それを見過ごしてしまうか?

そこじゃないでしょうか?

少し話が逸れますが、

私の働いている飲食店で、
接客の不備でお客様を、
怒らせてしまった事がありました。

この時、

心からのお詫びとともに、
それ以降、
誠心誠意の接客で対応したところ、

許して頂くどころか、
そのお客様は、
逆に打ち解けてお店のファンになって頂いちゃいました。

この時失敗はしましたが、

逆にその失敗で、
お客様のフトコロに深く、
飛び込んで行けたのだと思います。

大事なことは、
今起きている物事をどう捉えるか。
そしてそれを如何にプラスに考えられるか、
ではないでしょうか。

さいごに

何度も言いますが、
捉え方一つだとつくづく思います。

ですので、
一岡選手の活躍は、
本当すごく良いものを見せてもらった気がします。

それからというもの、
特に人的補償選手にはどうしても、
目が行って応援してしまいますね。

ピンチの中に埋もれているチャンス

我々も含めですが、
人的補償選手には特にしっかりチャンスを、
掴んで欲しいと思います。


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